ワークステーション
Mammary(日本国内用名称)はマンモグラフィ専用に設計・開発された画像診断ワークステーションであり、画像管理および読影からレポート作成まで業務を幅広くサポート、効率化を実現する。
同製品は世界初のサブピクセル独立駆動技術(ISD)により、ソフトウェアで解像度を3倍に向上させるという超高画質化に成功。マンモグラフィ読影モニタにも幅広く対応しており、5M、10M、15Msp、9Mspモニタで10bit表示が可能となっている。さらにDirect Frequency Control(DFC)を用いた画質均質化技術により、乳癌画像診断における診断精度や読影効率の向上を目指すほか、ファンクションキーに「大きい石灰化」など表示したい画像の種類を設定することで、キータッチ1つで画像処理を行い表示させることができる。
2013年3月には乳房トモシンセシス画像表示オプションを販売開始。乳房トモシンセシス画像と通常のマンモグラフィ画像を同一ビューワソフトでモニタに表示することができ、プロトコル設定により任意の順番やサイズ、方向で表示することが可能。
また、ボタン1つでシネモード再生(自動ページング)も、マウスホイールによる手動ページングも可能。シネモード再生はループ方式・ヨーヨー方式の選択や速度の変更ができ、表示画像のフレーム番号も確認できる。
ワンクリックで任意のスライス画像をキー画像として所見レポートに貼り付けることで業務の最適化に貢献。サムネイル表示も視認性が高く、ドラッグにより任意の画像を好きな場所に表示することも可能。さらに、サーバ一体型のため、大容量のトモシンセシス画像でもストレスなく表示することができる。
現在北米ではFDAに申請中であり、早くも販売を期待するユーザの声が聞こえている。
株式会社クライムメディカルシステムズ企業情報
●基本情報
○クライムメディカルシステムズURL:
http://www.climb-ms.com/
○ブース:
#7923F, North Building , Hall B
●「この製品は見逃せない!!RSNA2013」
マンモグラフィ専用画像診断ワークステーション 日本名「mammary(マーマリー)」
ブレストイメージングの急速なデジタル化、トモシンセシス等の新たな撮影方法の登場やCAD の普及、超音波診断や造影マンモグラフィ等との併用等々により、ビューワに求められる機能がより高度になると共に多様化している現状において、医療現場での読影作業をいかにストレスなく実施できるかに注力し開発してきたシステムである。高画質化と画像表示の速さ、拡大縮小操作のスムーズさ等は効率化に有効である。高度な画像処理により、過去画像との比較読影を容易に行うための読影プロトコルや、よく使用するツールの設定=カスタマイズが可能な専用キーパッド。また、専用所見レポートは医療現場の様々な要望を取り入れ改良を重ねてきた最新のリポート機能を搭載。技師2名、医師2名+最終所見の5つの所見までを作成管理。ガイドラインの用語を選択する形式で、シェーマ記入やワンタッチで画像貼り付けも可能なので、非常に簡単・便利であるとの評価を頂いている。
●ブース情報
取材速報:山本社長にインタビュー!
同社ではIMAGE Information Systems Ltd.にOEMとしてmammaryを提供しており、RSNA2013においては German Pavilionにて同製品が展示されている。
〈社長からひとこと〉
今年でRSNAへは5度目、JETRO のサポートによるジャパンパビリオンでのマンマモグラフィ画像診断ワークステーションの出展となります。TOTOKUの15メガ(ISD)モニターでコーティングの異なる二種のモニターを並べて、見え方を比較して頂きます。新たにトモシンセシス画像の表示にも対応し、英語版のレポートもバージョンアップしました。昨年に引き続き独自の画像処理DFCもご覧頂けます。