今後のMSCTストラテジーを変える逐次近似再構成 〜AIDR 3Dを活かす使い方〜

2012.05.29

今後のMSCTストラテジーを変える逐次近似再構成〜AIDR 3Dを活かす使い方〜
国家公務員共済組合連合会虎の門病院放射線部
多賀谷 靖

 
 逐次近似を応用した画像再構成法のAIDR 3Dを使用するには、各施設で画質評価をし、ただ撮影線量を低減できれば良いのではなく、診断できる画質を担保する必要がある。結果として、撮影線量の低減は可能であるが、施設によって低減率は変わるだろう。診療放射線技師は、検査の目的や対象者に十分配慮しながら、撮影線量と画質のバランスを常に考え検査を行う必要がある。