大腸3D-CTに関するAZE社製ワークステーション大腸解析ソフトの有用性
〜同時マルチクライアント使用環境下からの報告〜
藤原正則、永田浩一、赤羽麻奈、
村岡勝美、飯田直央、茂木智洋
那須智子、増田典子、光島 徹
近年、欧米を中心に普及している大腸3D-CT(CT colonography)は、大腸内視鏡と同等の診断精度を有すると報告されている。大腸3D-CTは一般的に受診者の受容性が比較的高いとされているため、わが国での本検査導入は大腸がん検診受診率向上につながる可能性がきわめて高い。しかし、受診者数が増加しても大腸解析に使用されるワークステーション側で同時マルチクライアント使用に耐えうるスペックがなくては大量のデータを処理するのが困難である。今回、当メディカルセンターにおいてAZE社のワークステーションAZE VirtualPlace雷神(以下、雷神)の使用経験から、大腸3D-CTの世界標準読影法においてこれらのソフトがストレスなく快適に行うことが可能であったため、その有用性を紹介する。