Ingenia3.0Tによる胸部大動脈解離の3D T1wVISTA BB広範囲撮像
済生会山口総合病院 *1放射線部、*2放射線科
品川卓範*1、 大平知之*1、 斎藤右司*1、 宮崎浩美*2、
中村 洋*2
VISTAシーケンスはRefocusing Flip Angleを低く設定することで血流を低信号としてとらえる事が可能とされ、この技術により頸部、頭部など非心電図同期でありながらBlack Blood(BB)画像を簡便に取得可能となった1、2)。
また、フィリップス社の新製品MRI装置Ingenia3.0Tは高い磁場均一性とアナログ~デジタル変換器を内蔵したDigital coilにて信号の損失なくデータ伝送することにより、広範囲撮像に適した優れた装置となっている。我々はこれらの特徴を活かすことで胸部大動脈解離例のプラークイメージングに成功した。