2012.12.19

全身照射後の二次発がん
東京大学医学部附属病院
大森万美ほか

 強力な化学療法と全身照射(TBI)が前処置として用いられる骨髄移植症例については、長期生存患者における晩期障害が問題となることがある。晩期障害の中でもTBIの関連性が指摘されているものの1つに二次発がんがある。
 今回の解析では、我々の施設におけるTBI後5年、10年の二次発がんの累積発生率はそれぞれ2.46%、6.98%という結果が得られた。

低線量被ばくKEYBOOK目次に戻る