NAFLDの線維化及び脂肪化評価法としてのFocal Disturbance Ratio(FD ratio)、Controlled Attenuation Parameter(CAP)およびTransient Elastography(TE)

2013.04.25

NAFLDの線維化及び脂肪化評価法としてのFocal Disturbance Ratio(FD ratio)、Controlled Attenuation Parameter(CAP)およびTransient Elastography(TE)
虎の門病院肝臓センター
斎藤 聡
 
 NAFLDの線維化及び脂肪化評価法としてのFocal Disturbance Ratio(FD ratio)、Controlled AttenuationParameter(CAP)およびTransient Elastography(TE)を検討した。CAPとFD ratioはいずれも脂肪化の定性・定量検査が可能であった。CAPは同時にTEで線維化評価もでき、臨床的有用性が高いが、高度肥満例では限界がみられた。一方、FD ratioはより広い範囲での脂肪化の評価が可能であった点が有利であるが、線維化評価が同時に施行できない。両者ともにNAFLDの非侵襲的な評価としては利用価値が高いと考えられた。

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