EOB-MRI肝細胞相でEOB取り込み結節に関するソナゾイド・エコー・ダイナミックCTとの比較検討2012
虎の門病院肝臓センター
斎藤 聡
EOB-MRIは肝細胞癌の診断には欠かせない画像診断となっている。肝細胞癌はEOBを取り込まず、肝細胞相での低信号結節が特徴である。一方、EOB-MRI肝細胞相にてEOBを取り込む結節には一部の肝細胞癌、FNH、Dysplastic nodule、肝細胞腺腫などの肝癌および肝癌類似病変が挙げられる。従来の画像診断では鑑別困難であったが、EOB-MRI肝細胞相像とソナゾイド造影エコーの造影パターンにより鑑別が可能となってきた。