非アルコール性脂肪肝炎(NASH) -病態から治療まで-

2013.04.26

非アルコール性脂肪肝炎(NASH) -病態から治療まで-
奈良県立医科大学第3内科(消化器内分泌代謝内科)
吉治仁志
 
 近年の生活習慣病の増加に伴い、インスリン抵抗性などのメタボリックシンドロームを基盤とした非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が肝硬変から肝癌へと進展し得ることが明らかとなり大きな問題となっている。造影超音波を用いた非侵襲的診断の試みや、各種既存薬剤を用いた治療などが精力的に研究されているが未だ確立されたものはないのが現状である。今後の研究におけるブレイクスルーが望まれる。

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