整形領域に有用な機能の紹介
富士フイルム
一般的に整形外科の疾患に対する画像診断は検査の簡便性の面で一般撮影が選択されることが多い。しかし、一般撮影では物体の性質ごとに異なるX線の吸収率を二次元投影面上で表現しているため微細な骨折線、及び骨折線の範囲を同定できないケースもあり、検査結果を聞いた患者様も異常箇所を視認しにくいことがある。
そのため近年では、骨折の整復手術前のシミュレーション、およびインフォームドコンセント用画像として、ComputedTomography(以下、CT)、Magnetic Resonance Imaging(以下、MRI)で検査後、画像処理装置で3次元画像を再構築する施設が増加している。
本稿では、富士フイルム社製 ボリュームアナライザー SYNAPSE VINCENT(以下、VINCENT)に実装されている汎用機能の中から整形領域に有用な機能を紹介する。
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