セントメディカル・アソシエイツLLC
加納裕士
要 旨
マンモグラフィのフィルムレス診断がいよいよ本格的な普及期に突入しようとしている。しかしながら、そのデジタルマンモグラフィ画像に含まれる各種情報がそれぞれの病院毎にばらばらに調整されている状況が見受けられる。当然この状況は歓迎されるべきことでなく、本来目指すべき標準化が単なるお題目になっている事例の一つである。医療の発展をテクノロジーが妨げてはいけない。
また遠隔読影の現場においてはDVD運用というニーズが存在するが、そこに絡む厄介な問題も多くの場合認識されていない。DVD運用には相当なリスクが存在しており、依頼機関、読影医もこの点を十分に理解しておく必要がある。