EIZO社 8MPカラーモニタ(RX850シリーズ)の使用経験
名古屋医療センター乳腺外科
森田孝子
ソフトコピー診断が浸透し、医療現場での各モダリティの要求を満たすモニタが開発されている。乳腺診療領域でマンモグラフィ診断をするためには、5MPモニタの解像度、500cd/m2以上の輝度のスペックが必要とされ、高機能なモニタが2面必要とされる。また、超音波装置の機能向上のため、白黒のBモード画像のみならず、ドプラ信号やエラストグラフィを駆使して診断していくために、カラーモニタも必須となっている。MRIもまた、乳腺診療には必須である。これらのモダリティを駆使して精査を行うのであるが、個々のモダリティに対してそれぞれの要求を満たすモニタを使用するのは、限られたスペースの診察室の場では、困難である。この要求を満たすため、高解像度白黒モニタ+カラーモニタの開発が行われ、EIZO[Mカラーモニタ(RX850シリーズ)]を使用する機会を得た。このモニタの特徴は2面を1面構成にしており、中央のベゼルがないことにより、よりスムーズに左右の乳房比較や過去画像との比較が可能となった。
In field of breast clinical examination, we need high resolution black and white monitors for mammography and colour monitors for ultrasound examination. EIZO RX850 monitor can provide us the high quality breast multi-modality images on one monitor. It’s space saving of our examination room or our clinical rooms. This monitors don’t have central bezel so its help us to compear both right and left breast smoothly.