ビッグデータ活用時代の幕開け

2016.01.28

ビッグデータ活用時代の幕開け

八上全弘
京都大学医学部附属病院放射線診断科

RSNAには今回で8回目の参加でしたが、今年のinformatics分野で注目されたの
はDeep Learningや人工知能といえるでしょう。Deep Learningを扱った演題発表
や、IBMのWatsonを使った診療支援システムの展示などは、まだ実験的試みやモ
ックアップの要素が強いものの、大量に蓄積された情報の中身をシステムで認識
して処理することによる診療支援の可能性が示されていました。今後は装置や薬
剤の進歩に頼らずにデータ処理で医療の向上を目指す時代が到来し、日常診療で
積み重ねるデータの重要性が増すと予想されます。

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