乳房用高解像力PET(PEM)は、このように使える
*1仙台画像検診クリニック、*2東北大学サイクロトロンラジオアイソトープセンター、*3古河シンチテック株式会社、 *4名古屋大学大学院医学系研究科、 *5東北公済病院
伊藤正敏*1*2、 伊藤繁記*3、 相馬美代子*1、 段 旭東*1、 佐藤文彦*1、
矢野文月*1、 小田野行男*1、 佐藤浩樹*3、山本誠一*4、平川 久*5
PETは、糖代謝を指標とする組織代謝診断法であるが解像力の点でUSやMRIなどの他のモダリティーに比肩
できなかった。2mm程度の分解能の乳腺用装置(PEM)が登場したことにより小型乳癌の診断、乳管や周囲への
拡がりの評価などPET/CTでは、分解能が不足していた情報が入手されると期待される。東北大学‐古河㈱共同開
発のPEMGRAPHの概要、その使用法、代表症例を紹介する。
High-resolution breast-dedicated positron emission mammograph (PEMGRAPH) has been developed
in collaboration of Tohoku University and Furukawa Scintitec,inc.A mathematical simulation predicted
detection of malignant nodules as small as 3-4mm in diameter. In fact, 4mm breast cancer nodules were
successfully visualized in the clinical setting using this instrument. Possible utilities of PEM are
discussed.