経皮的左心耳閉鎖デバイスWATCHMANTM
─ 心房細動に伴う塞栓症予防としての経カテーテル左心耳閉鎖の可能性 ─

2016.09.29

経皮的左心耳閉鎖デバイスWATCHMANTM
─ 心房細動に伴う塞栓症予防としての経カテーテル左心耳閉鎖の可能性 ─
ブランデンブルク心臓病センター/ブランデンブルク医科大学 金子英弘

 心房細動に伴う心原性脳梗塞の予後は不良であり、ワルファリンや新規抗凝固薬(NOAC)にも忍容性のない症例
への治療法確立が求められている。左心耳閉鎖デバイスであるWATCHMANTM(Boston Scientific社)は、心房細動
における血栓塞栓症予防の新たなオプションとして注目を集めている。本稿では、左心耳閉鎖デバイス
WATCHMANTMの背景、エビデンス、手技の実際、そして今後の展望について概説する。

 Cardioembolic stroke is a common and serious complication of atrial fibrillation. Left atrial appendage
closure using WATCHMANTM is a novel option for stroke prevention in atrial fibrillation. In this article, I
overview the background, the clinical evidence, the procedure, and the future perspective of this device.

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