ISMRM2017に参加して~MRIの安全と高速撮像を中心に~
国家公務員共済組合連合会虎の門病院放射線部 高橋順士
今回のISMRM(International Society for Magnetic Resonance in Medicine)は、4月22~27日までの
6日間、米国のハワイ州ホノルルにあるHawaii Convention Centerで開催された。私は、今回が6回目の参加
であった。総演題数5,416題でEducat ional Course、Power Pitch Session Scientific Session、
Electronic lectronic Poster Sessions とTraditional Poster Sessionに分かれており、文字通り世界最大のMRIの国際学会である。毎朝7時から教育講演が始まり、夕方はEvening Symposiumなどがあると20時すぎまで講演があり、プログラムを見ながら自身の専門領域、興味のある演題や最新の技術までをスケジュールを立てて行動し、効率よく回らないとあっという間に時間ばかり過ぎてしまう。昨今、日本国内でも条件付きMR対応デバイスが関心事であり、撮像時間の短縮技術もMRI撮像の永遠のテーマと思われるので、安全に関する教育講演と心臓や腹部領域における高速撮像を中心に報告する。
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