島津製作所は、8月17日に女性活躍推進法に基づく優良企業として、厚生労働省から「えるぼし」の最高位である3段階目（3つ星）に認定された。同認定は、女性が活躍しやすい職場環境であるかという観点から「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の5つの評価項目が定められており、基準を満たしている項目数に応じて認定の段階が決まる。女性活躍推進法に関わる一般事業主行動計画を策定し、届出を行った企業が対象である。島津製作所は、すべての評価項目において基準を満たし、最高位の3段階目に認定された。
島津製作所は、今年策定した中期経営計画の人財戦略で「Leadership & Diversity～多様なパートナーとともに、社会課題解決に向けてイノベーションを創出する人財の創出～」を掲げている。年齢や性別、国籍を問わず、島津グループ従業員一人ひとりが個性を生かしながら能力を発揮できる企業を目指すというものである。女性活躍推進においては、1948年に産休・育休制度を導入するなど、早くから働きやすい職場づくりに取り組んできた。2015年に女性活躍推進プロジェクトを発足させ、2022年に人事部にダイバーシティ＆インクルージョン推進グループ（現DE&I推進グループ）を設立した。また、管理職や新卒採用に占める女性比率の目標値を設定し、若手・中堅社員を対象に海外現場研修や、女性社員を対象にしたキャリアデザイン研修、女性管理職エンパワーメント研修なども実施している。島津製作所は今後もダイバーシティ経営を推進し、新たな科学技術の創造と社会課題の解決に取り組でいく。
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