VERITON-CTの色、形状で、RSNA2023においてもかなり目立った存在だった。
VERITON-CTの最大の特徴は半導体検出器と革新的な撮影手法によって、高感度、高空間分解能、高エネルギー分解能の3拍子を実現させた装置であるということだ。
同装置は、ガントリ内部に等間隔に配列された12個の検出器が体に密着し、360度同時に撮像を行う。これにより、半導体検出器の性能を最大限に発揮し、非常に効果的な撮像が可能になっている。その結果、短時間のSPECT撮像、高精度の定量評価、高画質の2核種同時収集、ダイナミックSPECTなどが可能である。このようにVERITON-CTはSPECT装置の理想を実現させた装置であり、それによってもたらされる様々な付加価値こそがVERITON-CTを使用する最大のメリットであると言える。
