FUJIFILM
RSNA2011公式WEBサイトブースマップ South Building – Hall A : 4009
【AMULET】
FUJIFILM独自の光スイッチ直接変換型FPDで、世界最小画素50μmを実現したAMULETの新ラインアップと、両眼視差を利用した立体視ができるマンモ用3Dビュワーを出展。
AMULETの新ラインアップのAMULET f/s、AMULET fは、ステレオ撮影を実施した画像を用い、乳房組織を立体的に表示できるステレオデジタルマンモグラフィ対応。
3Dビューワは、速度と操作性を向上し、より使用しやすくなった。
X線
RSNA開催に先駆け11月25日に日本で発売を開始したFUJIFILM DR CLNEO flex。世界で初めて自動X線検出機能を搭載したDR方式カセッテ型デジタルX線画像診断装置である。DRパネルがX線の照射を自動的に検出してくれるので、X線発生装置とケーブルを接続せずにX線撮影ができる。X線発生装置とのケーブル接続が不要で、制御ユニットやコンソールも無線接続できバッテリーで駆動するため、システム全体を自由に持ち運ぶことができる。X線フィルムやCRカセッテを使用している既存の移動型X線装置も、同製品と組み合わせてDR撮影を行うことが可能となる。
DRパネルは同社のCALNEO C 1417 wireless、CALNEO C 1717 wireless、CALNEO C 1417 wireless SQを使用。薄く軽量なワイヤレスパネルで取扱いやすい。撮影した画像は約2秒でコンソールに表示され、すぐに確認が行える。米国では回診車とコンソール一体型のタイプが発売予定されてる(国内での販売は未定)。
また“Advanced Applications”としてトモシンセシスとエネルギーサブトラクションを紹介。トモシンセシスでは断層撮影を得ることができる。日本ではまだ発売されていないが、臨床的な有用性を検討しながら製品化を目指す。エネルギーサブトラクションはFUJIFILM DR BENEOに搭載され、診断能が高い高精細な画質を得ることができると好評である。
マンモグラフィ
3D Manmmographyは専用のメガネをかけてモニタを見ると立体画像が浮かび上がる3Dマンモビューワ。0度(通常線量撮影)と4度(約40~50%線量撮影)の2回に分けてマンモグラフィを撮影する。石灰化などの病変について奥行の情報を得ることができるため、病変の位置を正確に把握することができる。特に日本人に多いデンスブレストでは病変とデンスブレストの見分け方が重要であり、3D表示することで経験の浅い読影医にも病変の位置がわかりやすい。2012年前半ごろまでに発売予定。検診などルーチン検査で使える製品を目指している。
AMULET fは被検者と検査者に配慮したデジタルマンモグラフィ装置。
フットスイッチの奥にはこのようなモニタがあり、検査前には患者情報を表示し、間違いなく検査を行うことができる。
また、MLO撮影の際に被検者の脇下に装置の角が当たって痛むということのないよう、撮影台には独自のカーブがついている。
今後バイオプシーのための検査台も販売予定である。
ビューア
読影医が便利に読影できることを目指し、読影医の要望をもとに日本で開発したビューワ。ユーザフレンドリーな仕様でカスタマイズも好みに応じてできる。
例えばメニューボタンを画面の上部のみでなく、1つ1つの画像マスの中の上部と左側に表示できる。これにより、いちいちマウスをモニタ画面の上部まで移動させることなく、小さな動きで必要な処理を行うことが可能である。
また、画面の分割も直感的に行うことができる。表示されたマス目を選択して色付けした範囲と同じように画面が分割され表示される。
自動グルーピングやグループ解除、同シリーズ画面での位置ずれも簡単に修正できる。さらに、読影の途中で緊急読影などが入り読影していた画面を閉じなければならない場合にはスナップショット機能で、読影途中の画面をそのまま保存することができ、読影の再開が容易となる。
このように様々なきめ細かい機能によって、読影医の“読影を止めない”ビューワを実現している。
日本で11月にリリースされたSYNAPSE VINCENT Ver.3.0も展示されている。非合体の位置合わせ機能やImage Inteligence技術を搭載した呼吸器領域の画像解析表示など、さらに進化した3D解析で診断能向上をサポートする。