AIメディカルサービス、検診業務をクラウドでDX化する対策型胃内視鏡検診サポートサービス「gastroBASE screening」をリリース #IVSPRWeek ~クラウドとAIで検診業務をスマートに~
内視鏡の画像診断支援AI(人工知能)を開発する株式会社AIメディカルサービス(本社:東京都豊島区、代表取締役 CEO:多田 智裕、以下「AIM」)は、検診業務をクラウドとAIでスマートにDX化する対策型胃内視鏡検診サポートサービス「gastroBASE screening」をリリースした。
開発に至った背景
「対策型胃がん検診」の実施においては、一次検診を担う医師及びダブルチェック(二次読影)を行う医師ともに現場の負担が大きく、以下のような課題がある。
<一次検診医・現場の課題>
・一次検診を行う医師は必ずしも内視鏡の専門医とはかぎらないため、検査の質にばらつきがある。
・検査フローにおいてアナログな運用が残っている自治体も多く、画像データが入ったメディアや検査用紙の処理・郵送など事務的な負担が大きい。
<二次読影医・現場の課題>
・自身の勤める病院・クリニックの外来が終了したあとに、会場に赴いて二次読影の作業を行うため、身体的・精神的な負荷や場所的な制約が大きい。
・地域の医師会に所属する専門医が1回あたり数千枚の検査画像の二次読影することで、検査の質が担保されており、一人当たりの作業分量が多い。
このような背景を受けて、AIMは医師の精神的・身体的な負担を軽減し、医師の働き方の向上と検診業務フローのDX化を推進し、内視鏡医療の質の向上に貢献するために、対策型胃内視鏡検診サポートサービス「gastroBASE screening」を開発した。
対策型胃内視鏡検診サポートサービス「gastroBASE screening」について
「gastroBASE screening」は、対策型胃がん検診における一次検診・二次読影をつなぐ検診サポートサービスです。検診情報や撮影する検査画像をクラウド上で安全に保管・管理することができる。
一次検診においては、従来の検査用紙のやりとりやデータの受け渡し作業等が不要となりデータ転送の効率化、データ紛失リスク、移送時間の削減等が期待できる。また、クラウドであるためいつでもどこでも二次読影を行うことが可能となる。
将来的にはAIを搭載し、より質の高い検診を行うためのサポートを拡大していく。
主な特徴
対策型胃がん検診に2006年から長年従事してきた内視鏡専門医・指導医である多田が監修し、自身が感じてきた苦労や「こんな機能が欲しかった」をすべて叶えた現場思考のクラウドサービスである。シンプルかつ使いやすいUIで医療現場の業務負荷の軽減や検診における課題解決に寄与する。
対策型胃内視鏡検診サポートサービス「gastroBASE screening」の主な特徴は以下のとおりである。
1. クラウド - いつでもどこでも読影可能 –
2. シンプルなUI - 年齢・スキルを問わずに使える –
3. ブラウザで実施可能 - 専用回線・専用PC不要 –
4. AIによる読影サポート (※)
5. 3省2ガイドラインに準拠した高いセキュリティ水準
※AIによる読影サポートは将来的な提供を予定している。