キヤノンメディカルシステムズ、AI技術を活かすためにハードウェアを一新した3テスラMRI装置「Vantage Galan 3T / Supreme Edition」を販売開始
キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市、代表取締役社長:瀧口 登志夫氏)は、マグネットをはじめとしたMRIの主要コンポーネントを全て一新した「Vantage Galan 3T / Supreme Edition(ヴァンテージ ギャラン スリーティー / スプリーム エディション)」の国内販売を4月9日より開始する。
本製品は、超解像画像再構成技術(以下、超解像DLR)「Precise IQ Engine (PIQE)」やノイズ除去技術「Advanced intelligent Clear-IQ Engine(AiCE)」など、さまざまなAIソリューションを搭載し、高精細化と撮像時間短縮を両立する。また、自社開発で高い磁場均一性を実現した3テスラマグネットや、最適設計した傾斜磁場コイルで、より安定した高画質と広い撮像視野(FOV)を提供する。さらに、高速データ通信を可能にする新プラットフォームやAIによる操作支援技術により、医師の働き方改革への対応など厳しさを増す医療現場で、操作者に依存しない再現性や効率性の向上を支援する。
本製品の特長
超解像 DLR「PIQE」による高精細化と撮像時間短縮を両立
PIQE は画像解像度を3倍に高めることが可能で、これまで難しかった高精細画像が得られる技術である。従来と同じ分解能の画像であれば、大幅に撮像時間を短縮できる。本製品から PIQE の適用範囲が拡大し、これまで以上にさまざまなシーンにおける臨床検査に貢献する。
新開発ハードウェアによる画質向上
超解像 DLR の効果をより高めるためには、安定した高画質を撮像できるハードウェアが重要となる。より広範囲で歪みの少ない画像を撮像するため、高い磁場均一性を持つ 3 テスラマグネットを新たに自社開発した。さらに新マグネットに合わせて傾斜磁場コイルやプラットフォームも一新し、システム全体の最適化を行うことで、より安定した高画質を提供する。
効率を高めるトータルソリューション
AI による撮影断面アシスト機能や患者の検査前セッティング支援機能といった操作支援により、検査時間を短縮する。さらにデータ処理の高速化、独自の静音化技術などによる検査環境の改善も実現し、医療現場の効率を高めるトータルソリューションを提供する。
問い合わせ
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 広報室
TEl:0287-26-5100