同社のハイエンドMRI「Achieva 3.0T」と、Time-of-Flightテクノロジー搭載のPETを組み合わせたPET/MR。既存のMRIコイルも使用可能となっている。2010年に発表され、本年度、欧米ではFDA・CEマークを取得して発売開始した。すでに、マウントサイナイ医科大学やジュネーブ大学をはじめとする7施設で稼働が始まっている。日本では薬事未承認。
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基本的な全身のPET/MR撮影は20分程度で完了する。目的の部位があれば再度MRIの詳細な画像を撮影し、同時並行でPETのFusionを行っていく。
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頸動脈プラークの画像の比較。矢印部分、PET/CT(左側)では血管が描出されていないが、PET/MR(右側)では血管まで明瞭に描出されている。このように、PET/MRという新しい画期的なモダリティが、新たな臨床情報を得ることができると期待されている(マウントサイナイ大学のデータ)。
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PET/MRによる乳腺の画像。Fusion表示で腫瘍が明瞭に描出されている。
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