製品情報
mKDR Xpress
mKDR Xpressはカスタマイズ可能なインターフェイスを兼ね備えた移動型X線撮影装置であり、日本国内では「AeroDR TX m01」の名称で2022年より発売されてきた。現行で最小・最軽量の移動型X線装置であり、患者を移動させる必要がなく、ベッドサイドやICU、CCU、手術室等のどのような環境下でも撮影に対応することができる。特にベッドサイドで動画撮影ができるところがコニカの大きな強みだ。コンパクトかつ高性能であることと使いやすさを追求した本製品は、即座に鮮明な画像を提供することで医療従事者の意思決定を力強くサポートしていく。
KDR DDR Advanced U-Arm System
KDR DDR Advanced U-Arm SystemはX線動態撮影(Dynamic Digital Radiography:DDR)を搭載しており、ワークフローの最適化、効率向上の実現に貢献する。X線動態撮影は、関節や構造物を静止状態と動作中の両方で診断することのできる信頼性の高いツールであり、これによりバイオメカニクスや筋骨格系の損傷を分析し、各患者に詳細な診断を提供することができる。
コンパクトなデザインでありながら多用途な機能を備えているため、限られたスペースでも高品質なX線撮影サービスを提供することができる。また、本製品は最先端のAeroDR HD 17×17インチ検出器を搭載しており、効率を最大化し、すべての検査で骨・軟部組織を鮮明に可視化することで、的確な診断を支援する。
Exa Enterprise Imaging
Exa Enterprise Imagingは、医療分野全体における医療画像や患者データなどを統合的に管理するインテグレート型システムである。exa-PACSやexa-RIS、exa-MAMMOなどの機能をソフトフェアとして購入し、カスタマイズすることで一つのプラットフォームで様々な情報を管理することが可能になる。
各々のソフトウェアが医療向けソリューションであることから、既存のソフトウェアインフラストラクチャを補完できるという点で柔軟性も高いシステムである。また、素早い情報処理やセキュリティの安全性、情報へのアクセス性の高さなど、あらゆる角度からユーザーをバックアップする。
AI解析やクラウドを使ったり、またいろいろなパートナーと協業して多くのソフトウェアをこのExa Enterprise Imagingの上で動かしていけるのも大きなメリットである。
AeroDR
AeroDRは1.7Kgの軽量化を達成したワイヤレスタイプのDRである。パネル筐体にはカーボンファイバーを使用し、これを筒状モノコック構造として仕上げることで、軽量でありながら荷重や衝撃に強い、高堅牢性のパネルを実現した。AeroDRで撮影された画像は瞬時に表示させることができ、ワイアレスならではの快適な操作性も備わっていることから撮影者の作業負担を大幅に軽減させる製品となった。
本製品は1.7kgという軽量設計のため、ハンドリングがしやすく、整形領域における四肢撮影や患者様にパネルを持たせるようなスカイライン撮影などにも活用できる。また、 パネルが高いDQE性能を達成したことで、CRに比べ約半分のX線照射量でも高画質の診断画像を得られ、患者への被ばくリスク低減を実現。NICUでの新生児撮影などでの活躍も期待される。
AeroRemote Insights
AeroRemote機能のレポーティングシステムを強化した「AeroRemote Insights」。コニカミノルタの X 線システムの使用状況のデータを自動的に収集して集約し、分析結果を表示する。一目で、部門の効率化と患者の治療を改善するためのよりスマートな意思決定に必要な情報が得られる。データの可視化に優れているBIツール(ビジネスインテリジェンス・ツール)を利用して、WEBベースで同ツールの提供を実現。検査室ごとの検査数や、診療放射線技師ごとの施行検査数や写損数などさまざまなデータをグラフで表示。操作はドラッグ&ドロップで簡単に行え、PowerPointへのデータの出力もボタン一つで可能であり、プレゼンテーションなどにもすぐにいかせるなど、データを活用しやすい。
また、グループ病院などの複数病院間におけるデータの比較も容易で、平均値との比較なども可能。FPDのキャリブレーションの履歴も確認できる。