【RSNA2011スペシャルレポート!】Technical Exhibit CT速報(GE Healthcare): 舛田隆則先生(医療法人あかね会土谷総合病院)より
舛田隆則先生(医療法人あかね会土谷総合病院)より現地速報をいただきました!
2011.11.29
RSNA2011 Technical Exhibit CT速報(GE Helthcare)
医療法人あかね会土谷総合病院
舛田隆則
今年のGEのテーマは、“Low dose by design”ということで、どのように被ばく線量を減らしていくかというテーマであった。今回は、放射線被ばくが一番危惧されている心臓検査に被ばく低減技術をフォーカスしていた。
昨年は、VEOの登場で、より被ばく線量の低減、画質の向上が実現可能となったがRecon時間の長さが懸念事項である。しかし、現在では症例にもよるが20分から1時間程度で画像作成が実現となった。またRSNA2011での最新アップリケーションとして、VCT console上で心電図を分析し、最適心位相条件を選択できるようになり、被ばく線量を考慮した最適撮影方法での検査が実現した(薬事未承認)。
CT装置のハードウェアとしては特筆すべき新技術はないが、Workstationが大きく変化した年だと感じた。その中でも、今年の最新Coronary撮影技術として、FREEdom TechnologyがCTコンソールとWorkstationに搭載されていた(薬事未承認)。このソフトは、最新のデジタルカメラに搭載されている1回の撮影で、何枚かの写真を取得しその中から1番動きの少ない画像を選択する方法を応用し、血管の動きを抽出し、x-yのみならずZ軸の情報を考慮して画像のMotion artifactを低減する手法である。また、通常用いる回転速度0.35secの約1/6(約0.029sec)での時間分解能で画像表示が実現可能であり、今まで高心拍により冠動脈の診断が不可能な症例に対しも、この手法を用いることによりMotion artifactをできるだけ低減させ診断可能な画像提供が可能である。高心拍では立証されているが、心臓の動きや血管の形態や石灰化、CTO症例などにおいてこれからの見解に期待する。
また、Workstationを用いたGSIでのplaque評価や石灰化除去、心筋Perfusionの評価が実現していた。GSIを用いることにより更なる診断の向上ならびに機器の進歩に期待する。
昨年は、VEOの登場で、より被ばく線量の低減、画質の向上が実現可能となったがRecon時間の長さが懸念事項である。しかし、現在では症例にもよるが20分から1時間程度で画像作成が実現となった。またRSNA2011での最新アップリケーションとして、VCT console上で心電図を分析し、最適心位相条件を選択できるようになり、被ばく線量を考慮した最適撮影方法での検査が実現した(薬事未承認)。
CT装置のハードウェアとしては特筆すべき新技術はないが、Workstationが大きく変化した年だと感じた。その中でも、今年の最新Coronary撮影技術として、FREEdom TechnologyがCTコンソールとWorkstationに搭載されていた(薬事未承認)。このソフトは、最新のデジタルカメラに搭載されている1回の撮影で、何枚かの写真を取得しその中から1番動きの少ない画像を選択する方法を応用し、血管の動きを抽出し、x-yのみならずZ軸の情報を考慮して画像のMotion artifactを低減する手法である。また、通常用いる回転速度0.35secの約1/6(約0.029sec)での時間分解能で画像表示が実現可能であり、今まで高心拍により冠動脈の診断が不可能な症例に対しも、この手法を用いることによりMotion artifactをできるだけ低減させ診断可能な画像提供が可能である。高心拍では立証されているが、心臓の動きや血管の形態や石灰化、CTO症例などにおいてこれからの見解に期待する。
また、Workstationを用いたGSIでのplaque評価や石灰化除去、心筋Perfusionの評価が実現していた。GSIを用いることにより更なる診断の向上ならびに機器の進歩に期待する。