日立メディコ
CT
64列CT「SCENARIA」は、2次元散乱線コリメータを備えた0.625mm×64列の検出器、2,880view/sec.の高速データ収集、Feldkamp法に比べて高画質な日立独自のCORE法による画像再構成を中心として、心臓だけでなく腹部や胸部など全身を0.35秒スキャン(0.35秒/回転)で撮影できることを特長としている。このSCENARIAが、新たにIntelliCenterを搭載した。
IntelliCenterとは、左右に最大80mm移動する寝台横スライド機構※とX線補償フィルタ切替を組合わせた機能である。心臓撮影の例では、低被ばく用X線補償フィルタを用いてX線を関心領域に絞り、寝台横スライド機構によって関心領域に心臓を位置決めする。心臓がスキャナの回転中心に来るので空間分解能の向上が期待でき、被ばく低減も可能となる。
※オプション
MRI
ECHELON RXは高度なMRI技術と最新のテクノロジーを融合し、超電導MRIの高精度画像とシンプルな操作性を実現した最新のMRI装置。
ECHELON RXコイルシステムは高感度受信コイルの採用だけではなくワークフローまで考慮した受信コイルシステムである。RXコイルシステムにより常に設置されている脊椎コイルに頭部用コイルをセッティングするだけで、頭部・全脊椎の撮像が可能。また頭部用コイルをテーブルに置いたままでの腹部撮像が可能である。
ECHELON RXではFOV500mmの広い撮像空間と高い磁場均一度を実現した。さらに、高次シミング機能HOSSの搭載によリ、被検者が入った時の磁場均一性を補正することが可能である。
ECHELON RXは新開発のPatient Tableを採用。フットスイッチによってPatient Tableの上下・前後動作が可能で、被検者へのきめ細かなケアができる。