コニカミノルタエムジー(株)は、医療ITサービス「infomity(インフォミティ)」の新メニューとして、iPhoneやiPadで「連携BOX」内の画像やデータを確認できる「連携BOXモバイルサービス」を1月より開始した。
医療現場におけるデジタル化の進展とともに、ネットワークを活用した医療ITサービスへの期待が高まっている。同社は、こうしたニーズを先取りし、病院間での情報共有サポートや遠隔読影支援サービスなど、医療機関のネットワーク化を支援するトータルサービス「infomity」を提供している。なかでも複数の医療機関で撮影画像や検体データ、レポート内容などの診察情報を共有できる「連携BOXサービス」は、専門医を擁する大規模病院と地域の診療所との医療連携が実現できるほか、専門分野の異なる複数の医師が同じ画像を見ながらの意見交換も可能になる。地域連携の一例としては、青森県で地域の中核病院を中心に複数の医療機関で導入されており、専門医が遠隔地からタイムリーな判断を下すことで、緊急を要する脳疾患などの救急医療に役立てられている。
この「連携BOXサービス」をより有効にご活用するための新サービスメニューとして、iPhoneやiPadで「連携BOX」内の画像やデータを確認できる「連携BOXモバイルサービス」を開始した。救急患者を受け付けた病院の医師がその対応について専門医や担当医などに至急相談をする場合、本サービスを利用することによって、専門医や担当医はパソコン環境のない出先や移動中でも「連携BOX」にアップロードした画像やデータをiPhoneやiPadで確認できる。しかも「連携BOX」では、同社が用意するセンターストレージサーバにデータを保管するため、院内へ専用サーバーを設置する必要がなく、初期投資を抑え、短期間でiPhone、iPadでのサービス利用開始が可能となっている。
【サービス名】
infomity「連携BOXモバイルサービス」
【サービス開始日】
2012年1月5日
【主な特長】
・院内の専用サーバー不要
・情報セキュリティを配慮した通信設計
・フィンガータッチの簡単操作画面
【「連携BOXモバイルサービス」の主な特長】
1.院内の専用サーバー不要
infomity「連携BOX」を利用するため、院内に専用サーバーを設置しなくても、iPhoneやiPadで画像参照できる。専用サーバーの購入および構築の必要がないため、短期間でサービスの利用開始が可能。初期投資も抑えることができる。
2.情報セキュリティを配慮した通信設計
通信設計は、病院内はもとより、病院外も含めてセキュア環境を実現。アプリケーションでは、暗号化されたデータ通信を高速に受信し、緊急時の画像参照を可能にしている。「連携BOX」のセキュリティ機能を合わせれば閲覧制限がかかり、データセンターに保存された画像はログイン情報により、対象のデータのみ閲覧可能となる。ログオフもワンタッチで行うことができ、緊急時にも情報を守る。
3.フィンガータッチの簡単操作画面
操作画面はスマートフォンやタブレット端末の操作性に合わせ、フィンガータッチを採用。また、機能を必要最小限に絞り込んだシンプルな設計で、迅速な対応をサポート。
【 利用条件 】
「連携 BOX モバイルサービス」を利用するためには、別途「連携BOX サービス」の契約が必要。また、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠した安全な情報通信を確保するため、利用前にVPN 設定を行う必要がある。
■お問い合わせ
コニカミノルタヘルスケア(株)
TEL:042-589-1439
URL:http://www.konicaminolta.jp/healthcare/index.html