ギブン・イメージング社、小腸用カプセル内視鏡PillCam(r) SBの追加適応の国内承認を取得

2012.03.29
ギブン・イメージング社(本社:イスラエル・ヨクネアム)は3月27日、PillCam(r) SBカプセル内視鏡検査前に使用するPillCam(r)パテンシーカプセル、ならびにクローン病の病変検出と診断を含む小腸疾患患者およびその疑いがある患者に対するPillCam(r) SBカプセル内視鏡の追加適応の承認を、日本の厚生労働省から取得したことを発表した。

 PillCam(r)パテンシーカプセルは、PillCam(r) SBカプセル内視鏡の小腸通過を妨げる恐れがある障害や狭窄の有無を評価することができる崩壊性のカプセルである。

 学校法人獨協学園理事長・獨協医科大学名誉学長であり、日本カプセル内視鏡研究会 代表世話人でもある寺野彰博士は次のように述べている。
「PillCam(r) SBは日本の消化器専門医による小腸疾患の診断と治療の方法を一新しました。今回の追加承認により、クローン病に苦しむ患者も含め、より多くの消化管疾患の患者を安全に診断し、かつモニタリングできる新しいツールがようやく日本でも利用できるようになります」

 PillCam(r) SBカプセル内視鏡は、原因不明の消化管出血(OGIB)を適応対象として、2007年4月に厚生労働省からの承認を取得。2007年10月以来、日本の1億500万人の成人を対象として、PillCam(r) SBカプセル内視鏡検査はOGIBに使用された場合に保険適用となっている。ギブン・イメージング社では、今回承認された追加適応についても後日、保険適用申請を予定している。

 

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