インテルと帝京大学、ICTの活用で帝京大学医学部附属病院の業務効率化に向けて協力~ コンティニュア対応機器や Ultrabook(TM)の活用で初診問診や治験管理の業務を効率化 ~

2012.03.30
インテル(株)(東京本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉田和正)と学校法人帝京大学(東京都板橋区、理事長:冲永佳史)は3月30日、帝京大学医学部附属病院(病院長:中込忠好)の初診問診と治験管理の業務に、コンティニュア対応機器とUltrabook(TM)を活用することにより、医療業務の効率化を目的とした評価導入を行うと発表した。

 近年、電子カルテの普及とともに、病院やクリニックの医療従事者の業務負荷を軽減するICTの利用形態に注目が集まっている。これまでのICTの導入は、入院患者を対象としたナースステーションにおけるデスクトップPCの利用や、病棟回診時におけるワゴン設置のノートブックPC利用などが主流といわれてきた。医療従事者の業務効率化を支援するためには、外来受診患者に接する、看護師や薬剤師などの業務を改善する効果的なICTの活用が求められる。

 そこで、インテルは帝京大学医学部附属病院にコンティニュア対応機器とUltrabook(TM)を活用したシステム導入の支援を行い、帝京大学医学部附属病院は外来受診患者の初診問診および治験患者管理を支援するシステムの構築と、業務効率化の有効性について評価を進める。外来受診患者の初診問診では、外来患者は問診票の記入に代わり、Ultrabook(TM)やタブレット端末を有効活用することで、問診情報を問診システムに自動転送することを可能にした。外来初診患者がコンティニュア対応機器で測定した血圧などのバイタル・データも自動的に問診システムや電子カルテに反映される。
 治験患者の管理にあたっては、Ultrabook(TM)やコンティニュア対応機器の導入により、患者情報をこれらの端末に入力するだけで効率的に治験システムに反映される仕組みを構築した。

 これらのICT活用により、帝京大学医学部附属病院では、外来受診患者の初診問診業務や治験患者の管理の効率化を図ることに加え、転記忘れの防止や、患者のバイタル・データの継続的な記録管理とグラフ化を可能にした。
 これにより、医療従事者は患者により適切な経過観察や疾病管理を行うことができる一方、患者の情報管理に関わる業務負荷が大幅に軽減されることが期待できる。

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