放射線治療・放射線手術分野で臨床分野における最先端の可能性を提供する全世界における提携を発表
同提携により、日本国内においては、(株)バリアン メディカル システムズ(本社:東京都中央区、代表取締役:山田 眞)は放射線腫瘍領域の施設に対してシーメンスのCT、PET/CT、MRIなどの画像診断機器を顧客に提供する予定である。
同様にシーメンス・ジャパン(株)(本社:東京都品川区、代表取締役社長兼CEO:織畠 潤一)は、バリアンの放射線治療や放射線手術の装置およびソフトウェアを顧客に提供する予定である。これにより、両社は臨床現場における画像診断から治療までのワークフロー全体をサポートする包括的なソリューションを提供することが可能になる。
シーメンスは、日本を含め世界中に設置されている約2,000台のリニアック*1に対するサービスとサポートを継続して提供する。同提携によりシーメンスの顧客は、リニアックの更新の際に、インターフェースを含むバリアンの装置へ円滑な移行など、より多くの選択肢を持つことができる。
*1: 放射線を当ててがんなどの治療を行う治療装置の一つ
さらに、バリアンとシーメンスは共同でバリアンのOIS(Oncology Information System)であるARIATMとシーメンスのリニアックおよび画像システムを接続するインターフェースを開発する。これによりワークフローの改善とオペレーションの合理化を実現するオプションを、顧客に提供することが可能になる。
同提携によりバリアンとシーメンスの共同開発が実現し、がん治療施設に両社の強みと技術を活用した新たな画像診断や治療ソリューションを提供することが可能となる。
「この提携に基づく素晴らしい開発によりバリアンは臨床現場でのサービスを向上、拡充することができ、世界中のがん患者に貢献できると考えています」と、バリアン メディカル システムズ社のCEOのティム・ガーティンは語っている。
また、「シーメンスとバリアンを強力にリンクさせるソフトウェアとアーキテクチャを構築することで、新たな画像診断および治療の選択肢を医療施設に提供することができます。また、今回のパートナーシップ契約のもう一つの大きな目的は、とくに新興市場においてイノベーションを加速し、有益かつ効率的なソリューションを提供できるということです」とも述べている。
「シーメンスの“ヘルスケアアジェンダ2013 (Agenda 2013*2)”の歩みのなかで、私たちは、がん放射線治療において画像診断のパートナーとして選択される企業としての地位を築くことを目標としています」とシーメンス放射線治療ビジネス部門およびCTビジネス部門のCEOであるウォルター・メルツェンドルファーは述べている。また、「今回の提携により、シーメンスはグローバル放射線治療ビジネスにおいて貢献を続け、高品質の画像診断および治療ソリューションにおいて、この分野でのコア・コンピタンスとエンジニアリング・エクセレンスを発揮し、世界中のがん患者の治療向上に貢献することができます」とも語っている。
*2: Agenda 2013とは、シーメンスヘルスケアの革新性・競争力の強化を目指す
2年間のグローバル戦略で、2011年11月より実施しています。イノベーション、
競争力、地元に根ざすこと、人材開発の4つの注力分野で具体的な施策に取り組
みます。
<お問い合わせ先>
シーメンス・ジャパン(株)
コミュニケーション部
TEL:03-5423-8340
03-5423-8680
URL:www.siemens.co.jp
(株)バリアン メディカル システムズ
人事総務部
TEL:03-4486-5040
URL:http://www.varian.com/asjp/