APCCVIR3日目速報

2012.06.01

9時10分より開始した『The Japanese Society of Endoluminal Matellics Stents & Graft』には、多くの参加者が来場しています。

セッションⅡ:大動脈ステントグラフトでは、
「胸部大動脈ステントグラフト内挿術におけるAdamkiewicz動脈固定の意義に関する検討」を田中良一氏(岩手医科大学)が発表。
胸部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術(TEVAR)時の、Adamkiewicz動脈(AKA)固定の意義についての検討が目的となっており、
・TEVERを施行する際、AKAに還流するSAを温存できれば、術後の血流分布に変化はなく、脊髄障害の危険性を減らすことができる。
・術中にAKAを固定することは、SGのlanding zoneを決定する上で重要である。
・やむを得ずSAがSGで閉塞する場合には、AKAへの側副血行路を温存するようにlanding zoneを設定することが重要だ。
と述べました。

会場の様子