JA北海道厚生連帯広厚生病院脳神経外科
大瀧雅文
要旨
造影剤を用いないMR灌流画像であるarterial spin labeling(ASL)は、その非侵襲性から、同じ患者で繰り返しての検査が可能であり、脳梗塞の急性期や血行再建の術前後における脳循環のダイナミックな変化を容易に捉えうる。一方、脳血流の定量化に向けては、いくつか解決すべき課題が残されているものの、ASLの臨床的有用性は、今後さらに高まっていくと考えられる。
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JA北海道厚生連帯広厚生病院脳神経外科
大瀧雅文
要旨
造影剤を用いないMR灌流画像であるarterial spin labeling(ASL)は、その非侵襲性から、同じ患者で繰り返しての検査が可能であり、脳梗塞の急性期や血行再建の術前後における脳循環のダイナミックな変化を容易に捉えうる。一方、脳血流の定量化に向けては、いくつか解決すべき課題が残されているものの、ASLの臨床的有用性は、今後さらに高まっていくと考えられる。