【核医学会/展示ブース情報】シーメンス・ジャパン

2012.10.12
 同社ブースでは、3T MRIと、がんの診断に用いられるPETを1つのガントリに統合した「Biograph mCT」のモックを展示。同製品は「より詳細な機能情報と形態情報を同時に得る」、「より小さい病変を正確に検出できる」、「より短時間で検査を行う」といった現場から求められる要素を満たす仕様となっている。呼吸などの影響により画像にズレが生じないなど、がんや脳疾患などについて正確な画像を得られるのが特徴だ。

【製品の主な仕様は、以下の通り】
・「LSOクリスタル」による高感度システム
従来のBGOクリスタルに比べ、1/8のDecay Time(蛍光減衰時間)と5倍のRelative Light Output(相対発光量) 



・高分解能LSO HI-REZ検出器
感度損失なしに卓越した等方向の空間分解能を実現し、画質をさらに向上

・高感度「3D収集」
散乱補正法やランダム除去により、2D収集と同等の定量性を確保した3D収集を実現

・TrueV
PET
検出器リングを増やし 、216mm体軸方向視野を実現。従来の体軸方向視野を33%拡張し、3D収集の感度も従来比50%向上するため、133×150=200%のスループット向上を果たした。