医機連、第13回医療機器規制国際整合化会議(GHTF総会)後に記者会見を開催

2012.11.03
浅沼一成氏
荻野和郎氏
中崎知道氏
東 健太郎氏
 日本医療機器産業連合会(医機連)は、11月1日、東京ミッドタウンホール&カンファレンス(東京都港区)にて、第13回医療機器規制国際整合化会議(GHTF総会)後に記者会見を行った。
 はじめに、GHTF(Global Harmonization Task Force)議長の浅沼一成氏(厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室)が、今回が最後となったGHTF総会と今後の展望について述べた。GHTFは安全な医療機器・医療技術を世界に提供するために1992年に創設された医療規制の国際整合化を進める国際会議である。この度20年間の最後の会議を迎えたが、今回の会議の内容を今後はIMDRF(International Medical Device Regulators Forum:国際医療機器規制当局者フォーラム)のビジョンにつなげていきたいと語った。
 次にGHTF副議長の荻野和郎氏(医機連会長、日本光電工業(株))が、品目が多く技術が日々刻々と進化する医療機器について、安全性をどう担保するか、また激しい国際競争に対応できるよう、患者のことを念頭に置きながら国際整合を図っていきたいと語った。
 続いて中崎知道氏(アラガン・ジャパン(株))が、第13回GHTF総会の1日目の概要を説明した。1日目は「GHTFの歴史と成果」の基調講演が行われ20年の成果が紹介された他、各作業グループや各国の医療機器規制についての現状が発表された。
 最後に東 健太郎氏(厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室)が、GHTF総会2日目の内容を説明した。IMDRFについての基調講演や、ISO13485の改訂(早ければ2015年度)、カナダにおけるソフトウェアの医療機器規制の現状など、医療機器をめぐる世界のトピックスについてのセッションが行われたことを紹介した。

記者会見の様子