富士フイルムメディカル(株)では、このたびの東日本大震災発生後、即座に災害対策本部を立ち上げ、医療機関への災害支援活動を行っている。
富士フイルムメディカル社製品の医療用X線フィルムや生化学検査装置(ドライケム)用スライドなどの消耗品の供給体制については、供給ルートを確保し、遅滞なく供給できる体制を既に構築した。また、岩手、宮城、福島の被災した医療機関に導入されている自動現像器、デジタルX線画像診断装置、医用画像情報ネットワークシステム、内視鏡システム、生化学検査装置などのシステム稼動状況の確認と復旧作業を全力で行い、4月7日現在で、確認対象施設の86%の施設で稼動と復旧を確認した。さらに、被災された医療施設で当面必要とされるペットボトル入り飲料水17トン、レトルト食品13,000食をはじめ、米、ガスコンロ、ロウソクなどの生活物資を提供した。
また、被災地に診断応援を行っている日本赤十字社や各団体の要請に応じて、被災地での診療に必要な当社製品のX線画像診断システム(車に搭載したFCR/FUJIFILM DR)、生化学検査装置(富士ドライケム)、超音波画像診断装置(FAZONE)を貸出し、活用されている。
【被災地での診療に活用されている製品の概要】
・生化学検査装置「富士ドライケム」 :
簡単な操作で即時の血液検査が可能で、給排水設備不要で持ち運びもできる。
・デジタルX線画像診断システム「富士コンピューテドラジオグラフィ」
および「FUJIFILM DR」 :
X線撮影後すぐにPCのモニターでX線画像を確認できる。
・超音波画像診断装置「FAZONE M」および「FAZONE CB」 :
小型軽量で避難所にも持ち運びが容易なモバイルタイプ。
上記のほかに、富士フイルムグループでは、富士フイルムホールディングス、富士フイルム、富士ゼロックスが合わせて3億円の義援金と、医療用の超音波画像診断装置や抗ウイルスマスクなど4.7億円相当の支援物資を寄付している。また、富山化学工業の医薬品の拠出支援も加え、グループ全体で総額8.3億円相当を寄付する予定だ。
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富士フイルムメディカル(株)
営業本部 マーケティング部
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