自己啓発の場としてのRSNA RSNAの達人@藤岡知加子先生(広島大学病院)

RSNA2012 Report:RSNAの達人
2012.11.06
藤岡知加子(広島大学病院)
RSNAやChicagoについて、酸いも甘いも知り尽くしているのが“RSNAの達人”。
藤岡知加子(広島大学病院)に貴重な体験談、覚えておくと便利な知識・情報をご寄稿いただきました。
現地に向かう方はもちろん、今後予定されている方は是非ご一読を!

 
・今でも忘れられないRSNAの思い出
 2010年のRSNAの発表の口述発表の時。発表日が最終日で医師のサポートが誰もいない中で、発表と質疑応答に対応しなければならない状況でした。3か月間、発表と想定質問を練習して挑んだのを鮮明に覚えています。運良く想定していた質問が来たのできちんと対応できました。今までで、一番練習も緊張もしましたが達成感も一番でした。
 
・RSNAに参加するメリット
 自己啓発でしょうか。特に海外の知り合いは居ませんのでそういったメリットは無いのですが、毎年RSNAにチャレンジしている技師仲間がいるのですが、来年も来られるように一年頑張ろうという思いはあります。
 
・体験したトラブル
 今までに大きなトラブルは無いのですが、昨年は空港へ向かうのに例年ならタクシーを使用するのですが、電車を利用しました。私たちのホテルから空港へ向かうブルーラインに乗るためには2回乗り換える必要がありました。乗り換え方に迷っていると親切なシカゴ市民が空港へ案内してくれるとのこと。3人で行動していたのですが、じゃあということでその外人さんの案内通り電車の乗り継ぎをして空港へ向かいました。しかし、その行先はミッドウェイ空港。途中で気がついて引き返しギリギリでオヘア空港に辿り着きましたが、あのまま気が付かなければ、乗り遅れているところでした。
 
・毎年RSNAで楽しみにしていること
 やはり機器展示でしょうか。英語は得意ではありませんので、現地の日本人スタッフと必ずアポイントを取ってから行きます。日本人スタッフは多くはありませんので現地で時間を合せるのは、なかなか難しいです。どこのメーカもRSNAに新しい装置を発表する傾向にあるため新しい装置や機能をいち早く聞くことができるのが、一番の楽しみです。
 
・先生にとって、RSNAとは?
 「RSNAに参加するメリット」でも書きましたが、自己啓発でしょうか……。
 
・気になっている海外の放射線科医
 特に名前は挙げませんが、過去に参考にさせて頂いた論文の筆者のお名前を見かけると、ちょっと「おおー」と思います。
 
・今年の注目している演題
 すみません、まだ、演題検索できていません。Dual energy関連です。
 
・RSNAに演題登録をする際に気を付けるべき点
 結果を数値としてはっきり書くこと、臨床的有用性が明確にすることは必ずしないといけないと思います。図表を付けることができますので最近では必ず添付するようにしています。
 
・ポスター発表の際に注意すべき点
 ポスター発表は基本的には30分間の時間ポスターの前で質問者の対応をするのですが、場合によっては、ポスター発表の会場で、順番に短いプレゼンを求められることもあります。座長が居なくても、「じゃあ、端から順番に……」といった形式で始まることがありますので、2~3分で結果くらいは説明できるように準備をしていた方が安心です。
 
・おすすめ観光スポット
 博物館はおすすめです。自然史博物館は会場からとても近く、少し遠いですが歩いていくことも可能です。恐竜の化石などが見ることができます。他にも少し遠いですが産業博物館なども楽しいです。夜はジョンハンコックセンターがおすすめです。日本では見られないようなオレンジ色一色の夜景を見ることができます。天気の良い日にぜひ。
 
・ショッピングスポット
 ミシガンアベニューに行けば大体のモノは揃います。日本に比べて安いなぁと感じるのはコーチです。日本のおおよそ半分位で購入することができます。
 
・おすすめレストラン
 すみません、解りません。美味しいと思ったことがあまり無いので。
 
・持参すると便利なグッズ
 カップ麺。アメリカの食事は本当に辛いです。お肉ばかりで胃がもたれます。日本食が恋しくなります。こんな時、和風のカップ麺です。コーヒーメーカーは殆んどのホテルにありますので、それでお湯を沸かして頂いておりました。もちろん、胃薬も必需品です。
 
・おすすめのホテル
 ホテルは毎回高騰します。これまでに泊まったホテルはオフィシャルホテルの中では安いクラスのホテルばかりですが、それでも結構高いです。Holiday Inn Chicago – Mart Plazaは少し郊外に離れますが、お値段も安く綺麗です。メリットはホテルでの無線LANが無料で使えることと、電車の駅がホテルに直結していること。市内のバスも頻回に走っていますのでそれを利用すればそんなに不便ではありません。