ソフトウェア
肝臓、肝動脈、門脈、肝静脈を自動抽出し、血管構造から血管の支配領域を自動計算できるソフトウェア。アジア諸国では特にニーズの高いアプリケーションの一つ。
2012年度のバージョンでは、核医学やMRI等の肝機能を表示する画像を区域ごとに解析する機能を搭載。このようなポリゴン表示も可能。
なお、肝臓解析ソフトウェアはタブレット端末からでも操作が可能。外科医が手術室でiPadを用いて本ソフトウェアを操作することも想定されたインターフェース設計がなされている。WIPとして、Windows8端末で動くVirtualPlaceが展示されていた。
ソフトウェア
大腸解析ソフトウェアは、大腸CT検査が普及する米国でのニーズを反映したバージョンがRSNA2012で発表された。この開発には、Judy Yee,MD(University of California, San Francisco)との共同研究からの知見が大きく反映されている。
米国では大腸CT検査の際、日本よりも低線量で撮影を行っているケースが多いため、ノイズリダクションフィルターを搭載。ポリープなどの描出力を強化。このように強調表示も可能。
また、米国では大腸CT検査の読影においては、展開像よりも仮想内視鏡モードが活用されることが多いため、仮想内視鏡モードを大きく強化。魚眼モード、MPRと併用した詳細観察、展開像との併用といった機能が搭載されており、米国と日本、両者の方式をバランスよく取り入れた機能を持っている。
ビューワ
国内のWSメーカーとしては唯一の、RSNA2012出展企業となるAZE。北米における導入数は180台以上で、アジアほか諸外国での導入数も100以上に上る。国内での売り上げは13~15億円を見込み、過去最高額に上るとのこと。
より臨床で役立つ技術を各社で高め合う、”OPEN SCIENCE”のコンセプトで、展示ブースには会場直後から多くの来場者が足を運んでいた。
近年のスマートフォンやタブレット端末、Webブラウザの特徴を踏まえた「説明書不要のシステム」。
自由度の高いGUIをもとに自動比較画像配置機能や比較表示時の3次元高速レジストレーションを搭載し、読影準備時間を大幅に短縮することができる。まさに読影医のためのビューアだ。日本では11月19日にセールスリリースした。米国でのFDA承認は来年早々の見込みとなる。
今回、「RECIST Measurement Function」が初公開となった。時系列の異なる2つの画像を重ね合わせ比較し、腫瘍径の変化を簡便に判断できる機能。RECIST(Response Evaluation Criteria In Solid Tumors)の2010年度版ガイドラインに準拠した機能となっている。
株式会社AZE企業情報
●その他
スカイブリッジ手前、メインホールから地階に降りるエスカレーターにAZEの広告が出ております。
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