榊原記念病院とシーメンス、リファレンスサイト契約締結セレモニーを開催

2013.01.16
友池仁暢氏
住吉徹哉氏
Bernd Montag氏
森 秀顕氏
会の模様
 公益財団法人日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院とシーメンスは2013年1月11日、榊原記念病院榊原ホール(東京都府中市)にて、リファレンスサイト契約締結セレモニーを行った。このリファレンスサイト契約は、榊原記念病院がシーメンス社製装置について、互いの協力関係を明確にすることを目的として結ばれたもの。専属プロダクト・スペシャリストの配置や臨床現場と開発との協力など、情報提供を行いつつ、トレーニングの技術支援や外部施設からの装置見学などを行うとしている。
 会の冒頭、友池仁暢氏(同院院長)が「企業コンプライアンスの観点から、病院施設とメーカとは法的にしっかりと明確な関係を結ぶことが重要だ。パートナーシップを結び協力体制を整えることは、臨床の現場での適切な運用につながる。職員教育にも良い影響を与えるだろう」と挨拶。
 次に、住吉徹哉氏(同院院長)が「臨床の現場の声をメーカに届け改善することは、医療の発展にもつながることだ。それが、今回の契約の大きなポイントとなっている。忌憚のない意見を伝えていきたい」と述べた。
 Bernd Montag氏(シーメンス ヘルスケアセクター イメージング&セラピー事業本部 CEO)は「医療の発展には、寄せられる現場の声を知ることが必要不可欠だ。今回の契約により、その現場のダイレクトな声を聞けるようになるのは、医療にとっても弊社にとってもプラスになるだろう」と述べた上で、「こういった素晴らしい関係を今後も作り上げていきたい。カーディオバスキュラーのリーディングカンパニーとして、日本の医療の声を反映した製品を作り、世界での医療の発展につなげていきたい」と語った。
 最後に森 秀顕氏(シーメンス・ジャパン イメージング&セラピー事業本部長)が挨拶。「2012年はシーメンスが日本でのビジネスを始じめてから125周年を迎えた節目だった。榊原記念病院との信頼関係をより昇華し、患者様の利益につながるような製品づくりを行っていきたい。また、製品のイノベーションレベルも上げていくつもりだ」と述べた。

会の模様を撮影した動画はコチラから
http://greenwalrus5.sakura.ne.jp/wp/column/24924/