日立グループ、2製品がドイツの「ユニバーサルデザイン賞2013」を受賞

2013.03.08

 日立グループは3月8日、ドイツ・ハノーバー市を本拠地とするユニバーサルデザイン協会とユニバーサルデザイン(有)が主催する「ドイツ・ユニバーサルデザイン賞2013」において、(株)日立メディコ(本社:東京都千代田区、執行役社長:北野昌宏)のX線一般撮影装置「Radnext PLUS」と日立アプライアンス(株)(本社:東京都港区、取締役社長:山本晴樹)のドラム式洗濯乾燥機「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム」BD-S7500が「ユニバーサルデザイン賞2013(universal design award 2013)」を受賞したことを発表した。また、これらの製品は、消費者100名が選定する「ユニバーサルデザインコンシューマーフェイバリット賞2013(universal design consumer favorite 2013)」も合わせて受賞した。
 「ユニバーサルデザイン賞」は、多くの人が公平に直感的に使用できるかどうかという点に加え、安全性・革新性・適切な価格などが評価基準。本表彰には、国際的に著名なデザイナーなどが審査を行う「ユニバーサルデザイン賞」と、年齢や性別などに偏りがないように選出された100名の消費者が投票で選ぶ「ユニバーサルデザインコンシューマーフェイバリット賞」の2種類がある。第6回目となる今年は、121件の応募のうち54件が「ユニバーサルデザイン賞2013」を、32件が「ユニバーサルデザインコンシューマーフェイバリット賞2013」を受賞した。

【受賞2製品の概要】
(1)X線一般撮影装置「Radnext PLUS」の特長

 今回、本賞を受賞した「Radnext PLUS」は、片手で操作できるワンハンドコントロールグリップのX線一般撮影装置。一般撮影装置とは、胸部、腹部、骨といったX線写真を撮影する装置で、放射線科で行われている全ての検査の基礎となり、さまざまな病気の初期診断において欠かすことのできないものだが、撮影部位は多岐にわたるため、X線管と被検者までの距離、向き、角度や高さといったポジションはさまざま。診療放射線技師が多数の検査をこなすためには、これらのポジショニング作業を短時間で、容易に行う必要がある。
 この課題の解決策として、片手で操作できるワンハンドコントロールグリップを開発。これにより、操作部の高い位置から低い位置までの位置決めの操作性が向上するとともに、片手で被検者の介助をしながら、片手で装置を自由に操作することが可能となった。また、被検者にとっては、外観の無骨さや耳障りな操作音などからくるメンタルストレスの軽減は大きな課題だったが、本装置はブレーキの電磁ロックの静音制御により、耳障りな操作音を軽減した。

(2)ドラム式洗濯乾燥機「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム」BD-S7500の特長
 今回、本賞を受賞した「ビッグドラム スリム」BD-S7500は、高い洗浄力や乾燥性能、省エネなどの基本性能に加え、使いやすさにも配慮したスリムタイプのドラム式洗濯乾燥機。

■関連情報
●日立メディコホームページ
http://www.hitachi-medical.co.jp/index.html
●日立のユニバーサルデザインホームページ
http://www.hitachi.co.jp/universaldesign/
●日立アプライアンスホームページ
http://www.hitachi-ap.co.jp/

●お問い合わせ
(株)日立製作所
デザイン本部企画室
TEL:03-6230-4719 (直通)