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X線
「AlluraClarity」シリーズは、画質の向上と被ばくの低減の両立を実現している血管撮影装置。従来のものと比較すると、ほぼ同じ画質でありながら被ばく量を73%低減することができるという。
その中でも今回展示されていたFD20は、全身の検査に対応しており、天井走行式アームによって細密な3D画像を得ることができるようになっている。患者・医療スタッフともに検査時のストレスを和らげるよう”Ambient Experience”によるライトアップが施されている。
スタッフひとりひとりの被ばく線量管理を行う半導体線量計と、線量管理のソリューション。1画面でわかりやすく表示されている。
「Echo Navigator」は、X線と超音波画像を融合させた心臓領域向けの新アプリケーション。X線とエコーの画像を自動的に統合することにより、術者はカテーテル操作をしながら実際の位置を3Dで、リアルタイムに確認することができる。プローブの向きも画面上で表示されるので、術者とエコーを操作する者との間での連携もスムーズになる。SHD(Structural Heart Disease)といった疾患に対する経カテーテル治療への貢献が期待される。
CT
256スライス「CT Brilliance iCT Elite」はBrillianceシリーズの新フラッグシップモデル。Brilliance iCT Eliteには新しい検出器となる「NanoPanelⅡ」が搭載されている。
この検出器は信号のみを純粋に受け取るとともに低線量時のひずみを防止することで、ノイズの低減を図っている。
また、Eliteにシステムモデル逐次近似再構成IMRを搭載可能。低線量の撮影でも、従来法(FBP)と比較して約90%のノイズ低減が可能となり、画像再構成の時間を5分まで短縮することを実現した。
ITEM2013においては、IMR (Body)、IMR Cardiovascularに加え、頭部領域向けの『IMR Neuro』が世界に先駆けて発表となった。
MRI
患者さんにやさしいデザインを採用し、ワークフローの改善を追求した機能に特長を持つ同社の新MRIシリーズ「Multiva 1.5T」。
SNRが最大になるコイルエレメントの選択を自動で行う「SmartSelect機能」によりスムーズな検査ができる。また、撮影時間の倍速は最大16倍まで対応し、検査時間の短縮を実現している。これらの機能によってワークフローを改善。また、ルーチン検査から定量化を目指す新しいアプリケーションを搭載。
近年登場したMRI条件付き対応ペースメーカのニーズを受け、MRI室で利用可能な生体モニタのニーズも高まっている。同社はMRI装置から生体モニタまでオールインワンなソリューションを持っており、MRI室対応の生体モニタソリューション「Invivo Essential」「Invivo Expression」もあわせての展示が行われた。
【ITEM2013 フィリップス エレクトロニクス ジャパン ブースインフォメーション】
Aブロック
ブースNo.430
Ingenia 3.0T/1.5T
フルデジタルMRI“dStream テクノロジー”がもたらす新しいアプリケーションを搭載。デジタルコイルでのSNR 向上のメリットを活かし、定量イメージングなどの新たな臨床価値をご紹介します。
AlluraClarity FD20
大幅な被ばく低減と高画質化を実現した最新インターベンション用血管撮影システム。大画面56 インチモニタFlexVision XL、最新インターベンショナルツールをはじめ高画質と直感的な操作性をぜひご体感ください。
●ブース情報
フィリップスはRSNA2012にて、Imaging 2.0(Web2.0から発想されたRadiology分野でのフィリップスの新しい時代を築く考え方)のサブコンセプトとして“Transforming care, together.”を発表しました。このサブコンセプトは、今まで以上にお客様の視点に立ち、製品間の壁を取り払った真のソリューションを提供するというものです。ブースにて、最新装置や技術に実際に触れて頂き、フィリップスのソリューションをご体感ください。
●セミナー情報
ランチョンセミナー4
日時:4月12日(金)12:00〜12:50
場所:パシフィコ横浜会議センター 303
テーマ:Oncology領域の画像診断イノベーション
司会:中島康雄先生(聖マリアンナ医科大学)
講演1:「PET/MR-がん診断領域における臨床的役割」
Dr.Peter Faulhaber(Case Western Reserve University)
講演2:「3.0T MRI 上腹部領域の定量評価」
福倉良彦先生(鹿児島大学)
ランチョンセミナー17
日時:4月13日(土)12:00〜12:50
場所:パシフィコ横浜会議センター 311+312
テーマ:CT画像診断&IVR最前線
司会:桑鶴良平先生(順天堂大学)
講演1:「Iterative Model Reconstruction(IMR)がもたらす腹部CT検査へのインパクト」
中浦 猛先生(天草地域医療センター)
講演2:「XperGuideの有用性 〜穿刺サポートアプリケーション〜」
清水 匡先生(KKR札幌医療センター斗南病院)