パーキンソン病の外科治療

2011.04.25

国立精神・神経医療研究センター病院脳神経外科
開道貴信、大槻泰介

要旨

難治性進行期パーキンソン病の症状改善に、脳深部刺激療法(DBS)や破壊術を行うことがある。視床下核にはDBS、淡蒼球内節および視床腹内側核にはDBSもしくは破壊術が行われる。CT、MRI、レントゲン、透視を駆使して正確に手術を計画・施行し、術後も手術部位を精密に同定することが大切である。