ソニー(株)は、LEDバックライト採用で高輝度・高画質、なめらかな階調表現を実現した医療用32型3D対応液晶モニター「LMD-3251MT」を8月1日に発売する。同社は本製品を主に、手術顕微鏡、3D内視鏡、内視鏡手術ロボットなどを用いた手術現場で医師や助手が手術映像を確認するモニターとして提案。また、医療用デジタル画像の通信規格であるDICOMに対応したガンマ設定ができるため、X線・CT・MRIなどの医療用画像参照用ディスプレイとしても利用できる。価格はオープン価格、市場推定価格は約130万円 (税抜)。
●主な特長
1. 白色LEDバックライトを搭載し、高輝度・高精細な3D映像を実現。メリハリがあり奥行感のある3D映像を再現する。また最大約25%消費電力低減の省電力設計。
2. デジタル信号だけでなくアナログ信号も入力直後にデジタル変換し、すべての信号処理を10ビットのフルデジタル回路で行い階調豊かな映像表現を実現。
3. さまざまな3D信号に対応
別売の3G / HD / SD-SDI入力アダプター「BKM-250TG」〈※1〉を使うことで、 HD-SDI信号については、3G-SDI、デュアルストリーム、サイド・バイ・サイド、ライン・バイ・ラインなどのさまざまな形式の3D信号に対応。DVI信号はライン・バイ・ラインの3D信号〈※2〉に対応。 また、1080p、1080i、1080PsF、720pなどのマルチフォーマットに対応している。
※1:3G / HD / SD-SDI入力アダプター「BKM-250TG」 希望小売価格25万2000円(税抜価格24万円)
※2:1080pのみ対応
4. 多彩な入力信号に対応
アナログRBG、DVI-D入力信号などの標準入力信号に加え、別売りの入力アダプターの装着により、コンポジットまたはY/C、コンポーネント、アナログRGB、SDI、DVI-Dを各アダプターの入力数に応じて入力でき、医療現場の幅広い機器との接続が可能。
5. DICOM(DICOM GSDF)ガンマ設定機能を搭載
放送業務用ビデオモニター基準のガンマ(2.2)に加えて、医療用におけるデジタル画像と通信(DICOM)規格のグレースケール標準関数(GSDF)に基づいたガンマ設定が可能なため、X線、CT、MRIなどの医療画像参照用ディスプレイとして利用できる。
6. 医療用安全規格に対応
IEC 60601-1のほか、アメリカ、カナダ、ヨーロッパの医療用安全規格を取得。
7. 軽量3Dメガネ(円偏光)付属
●お問い合わせ
ソニービジネスソリューション(株)
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