富士フイルム、ダブルバルーン小腸内視鏡「EN-580T」を発売 ~独自開発の画像センサーと新レンズで観察性能が向上~

2013.10.09

 富士フイルム(株)は、独自開発の画像センサーと新レンズで観察性能が向上したダブルバルーン小腸内視鏡「EN-580T」を、12月2日より発売する。

 

ダブルバルーン小腸内視鏡「EN-580T」
■主な特長
1.「スーパーCCDハニカム」と新レンズで観察性能を向上
 狭い小腸管内に適した近接(2mm~)での解像度の向上を追求し、高解像度と低ノイズを両立する独自開発の画像センサー「スーパーCCDハニカム」と、新設計のレンズを搭載。

2.鉗子口径の拡大により、処置性能を向上
 従来機(EN-450T5/W)に比べて、鉗子口径を2.8mmから3.2mmに拡大し、検査中に視界を確保するため血液や便などを吸引する性能が3.6倍に向上。バルーンカテーテルやクリップデバイスなどのさまざまな処置具に対応が可能となった。処置具の抜き差しなど挿通性が改善され、特に小腸深部においてのスムーズな検査をサポートする。

3.バルーン送気口
 送気・吸引用のチューブを接続するバルーン送気口が、操作部から離れたLGコネクタ部(内視鏡の光源装置との接続部)に配置された。
また、バルーン送気口のコネクタが改良され、ほかの接続口との識別性が高まった。

■主な仕様
視野方向   0°(直視)
視野角    140°
観察範囲   2~100mm
先端部外径  9.4mm
軟性部外径  9.3mm
湾曲角    UP:180°/ DOWN:180°/ RIGHT:160°/ LEFT:160°
有効長    2,000mm
鉗子口最小径 3.2mm

●お問い合わせ
富士フイルムメディカル(株)
営業本部マーケティング部
TEL:03-6419-8033
URL:http://fujifilm.jp