富士フイルム(株)は10月31日、独自の画像処理技術で、鮮明・高解像度な画質を実現したハイエンド超音波画像診断装置「X-Porte(エクス-ポルテ)」を、(株)富士フイルムソノサイト・ジャパンより、11月1日に発売すると発表した。
「X-Porte」は、新規開発された画像処理XDI イメージングテクノロジーを搭載することにより、ノイズを軽減し、高解像度な画質を実現。また、操作部に全面タッチパネルが採用され、キーボードやボタン操作が一切不要。ナビゲーションに従って画面を指先で操作するだけで患者情報の入力、撮影モードの選択などの操作を簡単に行うことができる。メニュー画面のレイアウトを使いやすいようにカスタマイズすることもでき、診断の効率化が期待される。ベッドサイドへ簡単に移動できるデザインに加え、表示用スクリーンを折り畳み式にし、また操作部の高さを調整できるようにしたことで可動性が増し、狭い場所でもスムーズに移動することが可能となっている。さらに、スキャン方法から3D 解剖まで、「X-Porte」の操作・読影方法を実際のエコー画像や動画を用いて解説するコンテンツを種類豊富に搭載。医療現場の医師の使いやすさにこだわったPOC市場向けのオール・イン・ワンKIOSKデザインとなっている。
「X-Porte」は、2013年9 月から欧州、豪州で販売を開始しており、今後もグローバルで広く展開していくとのこと。
なお、平成25年11月1日から3日まで石川県立音楽堂にて開催される日本臨床麻酔学会
第33回大会に本製品が出展される。
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