シーメンス、インルーム検査用多目的FD透視診断システム 「LUMINOS Session」を発売
シーメンス・ジャパン(株)は、今日の多様化する医療現場からのさまざまなニーズに応えるべく、インルーム検査用多目的FD透視診断システム「LUMINOS Session (ルミノス セッション)」の販売を開始する。
*インルーム検査とは、内視鏡検査のような室内手技がメインである検査を意味している。
■ 「LUMINOS Session」開発の背景
(1) 透視診断装置に求められる臨床ニーズの多様化
胃透視検査や注腸造影検査など、健診業務を中心に利用されてきたX線透視診断装置は、消化管検査を中心に国内で高い効果を上げてきた。しかし近年では、内視鏡検査へも利用が拡大しているほか、整形領域系や血管系インターベンション検査へも 利用されるようになってきており、求められるニーズも多目的用途へと変わりつつある。
(2) 大型X線平面検出器(FD)を搭載した透視診断装置が増加している反面、多目的検査に結びつかない現状
上記のニーズ変化にあわせて、最新の透視診断装置には、従来から使われてきた小型旧式の検出器から、多目的用途に適した最新型の平面検出器(FD)が搭載されるようになった。しかし一方で、装置本体部分の設計構想は従来の健診用装置からほとんど変わっていないため、多目的に検査を行うための撮影機能が欠如していたり、装置まわりの作業スペース不足のために検査スタッフ間の連携が阻害されたりなど、迅速で安全な室内検査(インルーム検査)を妨げる原因になっている。
■ 「LUMINOS Session」の特長
このような状況の中、LUMINOS Sessionは多岐にわたるインルーム検査を迅速 かつ安全に進めていくために、撮影モードの多機能化を図るとともに、装置を構成する ユニットのデザインに着目して開発を行った。この新しい設計構想により、検査を実施する医師、看護師、技師間の相互連携を高め、迅速で正確なチーム医療の遂行(セッション)へと繋げられる設計となっている。
(1) Multi Access: マルチアクセス設計
(2) Multi Layout: マルチレイアウトコンセプト
(3) Smart Design: スマートデザイン
●本件に関するお問い合わせ
シーメンス・ジャパン(株)
コミュニケーション部
担当:丹野 ゆかり
TEL:03-5423-8421 FAX: (03) 5423-8494
HP: http://www.siemens.com/healthcare/