東芝メディカルシステムズ(株)は11月28日、高画質、簡単、省スペース、省電力の全てを実現させたNext Generation 1.5テスラMRI装置「Vantage Elan」(ヴァンテージ エラン)を同日より国内販売開始することを発表した。同新製品は1.5テスラ MRI装置が実現する画像診断性能と人にやさしい検査環境、コストパフォーマンスを高いレベルで実現したMRI装置。
同製品は、12月1日から米国シカゴで開催される北米放射線学会(RSNA2013)で展示される。
新製品の特長
最新のSPEEDER技術対応
複数の受信コイルを同時に接続することができるMulti Platform RF Systemを採用。接続可能な受信コイルとして「Octave SPEEDER(オクターブスピーダー)」(オプション)を使用することができる。このコイルは複数のエレメント(素子)が存在する高感度フェーズドコイルタイプで、高S/N比が得られる。また、体格や臓器の大きさ・位置などに応じ、各受信素子の口径と配列を最適化することで検査部位に応じて、容易にセッティングが行える。各部位ごとに受信コイルを揃える必要のあった従来のコイルシステムから開放され、高画質で簡単な検査環境を実現する。
短時間&高精度な位置決めを実現するNeuroLine、SpineLine、CardioLine(オプション)
頭部や脊椎の形状を解析し、各断面の位置決めROI設定をアシストする機能、頭部検査で使用するNeuroLine、脊椎検査で使用するSpineLineを搭載。
新型静音化機構「Pianissimo Σ」(ピアニッシモ シグマ)を標準搭載
同社の静音化機構Pianissimoを継承し、新型装置向けに新たに開発した「Pianissimo Σ」を標準搭載。患者さんにやさしい静かなMRI検査を提供する。
省設置スペースを実現
最小設置面積約23㎡と、従来機種と比較して29%の省スペースを実現。
徹底した消費電力化を実現
各ユニットの省電力化を可能に。システム本体と冷凍器を含む電源容量を、1.5テスラMRI装置クラストップの25kVAまで低く抑え、大幅な消費電力抑制を実現した。
大幅な設置工程の短縮化
ユニット数の削減や搬入方法を見直すことで設置に関わるダウンタイムを大幅に短縮。
販売名
東芝MRI Vantage Elan MRT-2020
医療機器製造販売認証番号
225ADBZX00170000
●お問い合わせ
東芝メディカルシステムズ(株) 広報室
TEL:0287-26-5100
URL:http://www.toshiba-medical.co.jp/