http://www.hitachi-medical.co.jp/item2014/
CT
64列/128スライスCTの最新版。被ばく線量の最適化に関する新たなアプリケーションを多数搭載している。そのうちの一つ、IntelliEC Plusは、AECと逐次近似を連動させ、Intelli IP(Adv.)のノイズ低減率を考慮した変調モードを追加し、目標SDに応じた線量制御が容易になった。同様に、新たな機能であるIntelliEC Cardiacは、心位相に応じて照射する管電流を変調させ、心臓Retrospective撮影による被ばく線量を約半分に低減することを可能にした。Simple Dose Report機能では、検査における線量情報をセカンダリキャプチャ画像形式のレポートとして保存でき、DICOM送信を使ってPACSやワークステーションへの転送も可能となっている。
超音波
2014年4月1日に発売されたばかりのARIETTA 70(写真)。HI VISION(日立メディコ社製)とProSoundシリーズ(旧アロカ社製)の技術を融合させ、日立グループの総力を結集した超音波診断装置。新たな最適化技術「Symphonic Technology」によってコンパクトで高画質な診断装置を実現した。
CT等のボリュームデータとリアルタイムな超音波画像を同時表示させ、診断能を高めたRealtime Virtual Sonography(RVS)、組織の硬さを可視化するReal-time Tissue Elastography(RTE)も搭載。パネル上下機構に2軸アームを搭載し、片手で簡単に高さ調節が可能に。取り回しの良さが現場で高く評価されている。
あわせて発表されたARIETTA60は、ARIETTA70のハイエンドテクノロジーを継承しつつ、クリニック向けモデルとして小型化、従来の製品より約25%の軽量化が図られている。
X線
移動型X線装置の新製品として、日立独自のパンタグラフアームとスリムなボディを受け継いだSiriusシリーズにワイヤレスFPDを搭載した「tiara」。女性にやさしい様々な特徴を持つ。
パンタグラフアームの採用により、簡単に素早くポジショニングすることが可能に。手術台や保育器に対しても十分な撮影距離を確保できる。また、ボディ幅480mmとスリムで小回りがきき、狭い病室でも軽々と移動させることができる。
手軽に本体に収納できるワイヤレスFPDは、17×17(大視野)、14×17(半切)、10×12(コンパクト)の3つのサイズがラインナップされている。また、大きく見やすい15インチモニタを搭載し、迅速な画像確認が可能で
作業効率アップに貢献している。カラーバリエーションはパステルカラーを基調とした6種類。
【ITEM2014 日立メディコ/日立アロカメディカル ブースインフォメーション】
ブースNo.255
超電導MRIシステム「TRILLIUM OVAL」
新型3テスラMRI装置は、OVAL Patient Bore(楕円ボア)とWorkflow Integrated Technology(WIT)をもつユニークなMRIシステムです。OVAL Patient Boreは、ワイドな横幅74cmの大開口を確保することで、検査の自由度を高め、被検者の快適性を追求しています。WITは被検者の入室から退室までトータルワークフローを最適化しています。
16列マルチスライスCTシステム「Supria」
16列CT装置としてトップクラス※1の開口径(75cm)を実現しながら、ガントリの大きさを抑えたSupria。スキャナガントリ、寝台、操作卓の3ユニットだけで構成され、検査室のスペースに余裕のない施設でも設置可能です。また、上位機種で開発した逐次近似を応用した先進のノイズ低減技術「Intelli IP」も標準搭載です。
※1 2014年2月現在当社調べ
超音波診断装置「ARIETTA」
新ブランド“ 研ぎすまして、音を、見る”『ARIETTA』、オペラにおけるクライマックスである「アリア」、ラテン語における「音」「音楽」を連想させるこの新ブランドには、人の一生の様々な場面につながりのある超音波診断において、“見える音で価値を高める”医療の場で信頼される確かな診断情報を提供したいとの想いが込められています。
今回紹介するARIETTA2 機種はHI VISIONシリーズ(日立メディコ社製)とProSoundシリーズ(旧アロカ社製)で長年培ってきた技術を融合させ、更に日立製作所中央研究所等とも連携し、日立グループの総力を結集した新たな超音波診断装置です。4月1日より国内販売予定です。
●ブース情報
日立ブース 展示の見どころ
日立メディコグループは昨年に引き続き「embracing life through innovation」をテーマに、真に診断しやすい画質、使う人と被検者優しいデザイン、ワークフローを追求した日立メディコグループの主力製品の他、陽子線治療システムなど、日立グループのヘルスケア事業を紹介します。
●セミナー情報
第73回日本医学放射線学会総会 ランチョンセミナー28
日時:4月13日(日) 12:00~12:50
会場:パシフィコ横浜 会議センター 416+417
「予防医学と画像診断~肺がんCT検診と低被曝CTの最前線~」
司会:林 宏光氏(日本医科大学)
1「. 地域・職域で取り組んだ『低線量肺がんCT検診』の成果」
演者:中川 徹氏(日立健康管理センタ)
2「. 低線量CTの近未来」
演者:船間芳憲氏(熊本大学大学院)