このアワードは、ライフ(医療・健康・福祉(介護))関連分野における新事業・新産業創出に貢献する優れた取組みを行っている個人・組織等を「次世代イノベーター人財」として表彰することにより、ライフ分野における研究開発や事業・商品開発意欲の向上と取組みの促進を目指すものとして、青森県が2013年度に新設したもの。
同社は、2012年より東通村、南部町、深浦町とともにヘルスプロモーションカーの実証プロジェクトに参画し、医療資源の乏しい地域における保健・医療・福祉包括ケアに貢献する革新的なツールとしてのヘルスプロモーションカーの提案、実証プロジェクトを行ってきた。このプロジェクトは、医療とICTの融合等、ビジネスの新たな展開を示すことでイノベーション促進に貢献する、国内初の革新的な取組みであり、他の医療資源の乏しい地域に対して、新たな医療サービスモデルのさきがけとなった点や、健康教室や訪問診療を通じた通院負担の軽減、住民の健康意識の向上、行動変容などQOLの向上に貢献した点などが高く評価された。アワードは「医工連携」「サービス」「プロダクト」「大賞(グランプリ)」の4部門からなり、当社はヘルスプロモーションカー実証プロジェクトチームとして「サービス部門」での受賞となった。
同イベントであいさつに立った同社代表取締役社長兼CEOの川上潤氏は、「素晴らしい賞を受賞するにあたり、青森県庁を始めヘルスプロモーションカーのコンセプトを一緒に育てていただいた東通村、南部町、深浦町のみなさまに心より感謝申し上げます。ヘルプロカーによる実証プロジェクトは、医療が患者さんに近づくという、高齢社会に対するソリューションの創造を目指す当社の方向性に合ったものであり、コンセプト、ビジネスモデルという形でのイノベーションを世界に先駆けて発信したものと思っています。これからのイノベーションとはまさにこのようにユーザーさんと一緒に作り上げていくものだと考えています」と述べている。
GEは2009年5月に医療に関する世界戦略「ヘルシーマジネーション(healthymagination)」を打ち出し、「より身近で質の高い医療をより多くの人に」提供すべく、自社による研究開発や他企業との協業・提携など幅広い取り組みを全世界で展開している。国内においても、GEヘルスケア・ジャパンでは、日本の医療機関の声をもとに国内で開発・製造し世界に発信する「In Japan For Global(イン・ジャパン・フォー・グローバル)」を積極的に進めているほか、高い技術力をもつ日本企業と戦略的かつ相互補完的なパートナーシップ構築を促進する取り組みとして、国内のGEグループ全体で「技術公募2014」を展開しています。当日のフォーラムにおいても、GEヘルスケアのビジネス戦略などとともに、「技術公募2014」についての紹介をした。
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