PACS
クラウドPACS「NOBORI」は、院内にサーバを設置することなく、専用アプライアンスの「NOBORI-CUBE(以下CUBE)」を必要な種類と数に応じて設置することでPACSを構成している。CUBEには1TB相当のストレージが搭載されており、直近のデータが一時的に保管される。施設の規模が大きい場合にはCUBEの設置数を増やすことで対応可能。受付情報や検査予約情報と連携するSmrat-Retrieve機能により、院内で参照が必要となる情報を事前にデータセンターから取り寄せて準備をすることで、速度を落とすことなく利用することができる。データセンターへ画像・レポートを送信する際、暗号化とともに単独では意味をなさないデータに分散して送信、国内二か所のデータセンターで二重保管することで、高い安全性を実現している。CUBEはレンタル制のため初期投資は不要で月額契約となるため、従来のPACSと比べて20%程度コストが削減できる。ユーザからの評価もとても高いとのことだ。
画像診断ITソリューション
今夏リリース予定のWindows・Mac対応医師向け大容量ファイルサービス「NOBORI-EX」。医師間の検査画像のやり取りを安全に行うためのもので、無料での提供を予定している。クラウドPACS「NOBORI」で培ったセキュリティの高いインフラを使用し、添付され
た検査画像や医療情報のほか、メッセージや件名も暗号化・秘密分散処理を施すことで安全にやり取りをすることができる。マイリストを相互に結んだ相手としかやり取りができないという点も安全性を高める要因となっている。現在他社にはない、テクマトリックス独
自のサービスとなる。
送信時アニメーション。数種類のバリエーションに変更が可能
症例データベース
症例データベースやティーチングシステム、カンファレンス機能を搭載したナレッジ共有システム「Knowledge Sharing」は、PACSと連携することで画像を管理することができる。DICOM画像以外にPDFやMicrosoft Officeのファイルもインポート可能となっており、全文検索によってこれらのファイルを検索することもできる。またビューアからデータベースへ右クリックから簡単に投稿可能で、コメントやタグ付けを行うことでより有用なデータベースを構築する。また、関連するコンテンツをリンクさせ、その関連性をマップで表示することができるため、情報同士のつながりをより有機的に見ることが可能となっている。今後クラウド化によって症例データの共有化をより進めていきたいとのことだ。
ITEM2014 テクマトリックス株式会社 ブースインフォメーション】
ブースNo.411
医師向けファイル送受信システムNOBORI-EX (Newリリース)