新開発のX線管「VECTRON」とチャンネルが25%増加し、最高分解能0.24mmに向上した新しい検出器StellarInfi nity Detector。それら2対を使用した、同社最高機種のデュアルソースCT。
VECTRONの搭載により、最大2.6A(1300mA×2)の管電流発生が可能となった。低電圧撮影により被ばくを抑え、造影コントラストが上がるため、造影剤使用量の低減にもつながる。また、進化したモデルベース逐次近似画像再構成法ADMIRE(Advanced Modeled Iterative Reconstruction)によって、従来と変わらない演算時間で、より自然な画像テイストを得ることが可能になる。
通常の胸部CT検査で使用する被ばく線量5~30mSv程度に対し、SOMATOM Forceでは胸部レントゲン検査と同等の0.1mSv程度でのCT撮影ができる。秒間70cm以上の世界最速の撮影速度を実現し、心臓検査は0.1秒台の実施を可能にした。多くの部位での検査においても息止めが不要になる。