―軽量カセッテ型ワイヤレスポータブルディテクタ*1やグリッドレス撮影技術*1&2を搭載し、スピーディーで効率的なワークフローを実現―
同製品はホイールのついた可動式のため、撮影する場所を選ばずどこでも一般撮影室と同等の検査環境を提供することが可能。また、軽量なカセッテ型ワイヤレスポータブルディテクタ「SkyPlate(スカイプレート)」*1や、グリッドレス撮影*2を目指した新しいノイズ抑制処理技術「SkyFlow(スカイフロー)」*1が搭載可能で、病棟のみならず院内の急性期エリアにおいて優れた効率性とスムーズなワークフローを実現する。
優れたパフォーマンスと柔軟性により高い評価を受け、全世界で6,500 台を超える稼働実績を誇る同社のデジタルX線一般撮影装置「DigitalDiagnost(デジタル ダイアグノスト)」シリーズは、2000 年の発売以降、大規模病院クラスへのハイエンド(X線管球とフラットパネルディテクタ一体型)X線一般撮影装置の販売としては、国内外で高い実績を誇っている。
この「DigitalDiagnost」で長年にわたって培われた高い画像処理技術「UNIQUE」や、X線発生器との一体型コンソール「Eleva ワークスポット」などの特長がそのまま継承された今回の製品は、スピーディーで効率的なワークフローを実現する。
同製品の希望販売価格は1 億円で(税込、仕様により異なります)、国内初年度の販売台数は約10 台を見込んでいる。
*1 オプション。
*2 通常のX線撮影では、散乱線を除去しコントラストを改善するためにグリッドが使用されるが、「SkyFlow」機能によりグリッドが無くてもグリッド装着時と同等の撮影が期待される。
■「MobileDiagnost wDR」の特長
1. 効率性とスムーズなワークフローを実現するハイパワーな移動型デジタルX線撮影装置
モータードライブを採用しホイールベースの短いスタイルにより、堅牢ながら取り回しが容易で、院内のさまざまな場所への移動が容易となっている。また最大40kW の電力発生器を搭載しており、場所を選ばずどこでも一般撮影室での検査と同等の撮影環境を構築することが可能。撮影コンソールは、さまざまなツールや操作がタッチスクリーン機能に統合されたユーザーインターフェイス「Eleva ワークスポット」を搭載し、短時間の初期トレーニングで使用開始できる。また、患者様の体格に合わせた検査の主要パラメータを使用することにより、低被ばくかつ高画質での撮影を目指している。
2. 軽量なカセッテ型ワイヤレスポータブルディテクタ「SkyPlate」*3で、より自由で容易な検査が可能に
ワイヤレスポータブルディテクタ「SkyPlate」はカセッテ型で、検査がより自由に容易に行うことができるソリューションとなる。CsI(ヨウ化セシウム)をシンチレータ(蛍光体)とした高画質対応型製品で、製品ラインナップとしては、14×17 インチ(半切サイズ)、10×12 インチ(四切サイズ)の2 サイズ、重量は内蔵バッテリーを含め2.8kg、1.6kg とワイヤレスポータブルディテクタとして最軽量クラスだ。
また、取り外し可能な専用バッテリー充電器を搭載することで、急なバッテリー不足にも即座に対応が可能となった。さらに、1 枚のワイヤレスポータブルディテクタを複数の「MobileDiagnost wDR」またはデジタルX線一般撮影装置「DigitalDiagnost」で共有できる「ディテクタシェアリング機能」により、撮影室と回診車間とでの効率的な運営を図ることができる。
3. グリッドレス撮影*4が期待されるノイズ抑制処理技術「SkyFlow」*3による検査の効率化と高コントラスト画像
新しいノイズ抑制処理技術 「SkyFlow」により、胸部撮影におけるグリッドレス撮影を目指している。この技術により、 ベッドやストレッチャーでの撮影における煩わしいグリッドによるオペレーションを排除することで検査効率化を図り、グリッド無しでも高いコントラスト画像の実現が期待されている。
*3 オプション。
*4 通常のX線撮影では、散乱線を除去しコントラストを改善するためにグリッドが使用されるが、「SkyFlow」機能によりグリッドが無くてもグリッド装着時と同等の撮影が期待されている。
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