http://www.siemens.co.jp/healthcare
0ブースハイライト0
CT
シングルソースCTでもDual Energy撮影を実現し、より臨床的価値を高める、というコンセプトで発表された”Twin beam Dual Energy”ソリューション。これは従来のX線管球に特殊なフィルターを付け、異なる管電圧のX線を発生させることで、位置ずれのないDual Energy検査を実現するもの。
従来のX線管球STRATON Tubeから2種類のビームが出力されている様子を示すモデル
SOMATOM Definition Edge
Dual Energy検査の強みとして、広範囲の下肢血管の描出と骨外しを高精度で実現。
この他、iMARと呼ばれる金属アーチファクト低減アプリケーションが新たに登場した。プリセットで設定されている部位を選んでいくだけで、部位ごとに最適化されたアーチファクト低減処理が行われる。
超音波
日本でもすでに発売している同社の超音波装置ACUSON X700、ACUSON Freestyleの最新バージョンがRSNA2014にて公開された。
ミドルクラスの上位機種の超音波装置ACUSON X700。最新バージョン”R2.0”では、Woman’s Healthをコンセプトとして、卵胞径を自動計測する”Auto follicle”機能を搭載。新たなプローブも用意され、各種計測機能を強化している。
ACUSON Freestyle最新バージョン”R3.5”では画質の向上、ユーザーインターフェースの日本語対応、エコーガイド下穿刺をサポートする針強調モードなどが追加されている。日本でのリリースも近日中に控えているという。
この他、超音波領域ではACUSON S2000 ABVSが”3D Total Breast Ultrasound Solution”
として、1台でWoman’s Health領域の検診・精査・治療サポートまで幅広くカバーできる強みをアピール。また、Men’s Healthのコンセプトとして、eigen社のArtemis(前立腺生検システム)を同社超音波装置と組み合わせ、超音波とMRI画像のFusion画像の下で正確なバイオプシーを実施できるというソリューションを展示していた。
前立腺生検システム
MRI
RSNA2014で初公開された最新の1.5T MRI装置。Clinical Value、Operational Value、Financial Valueの3つを兼ね備えた特徴を持った装置だ。
今回、同社は”COF(コフ)”という開発コンセプトを掲げている。これは前述の「Clinical Value、Operational Value、Financial Value」の頭文字である。臨床的価値を妥協することなく、高い検査効率性と操作性を持ち、ランニングコストの軽減も両立させる、というメッセージである。
MAGNETOM Amira(国内薬事未承認)は、同社の3T MRI 「MAGNETOM Skyra」と1.5T MRI 「MAGNETOM Aera」シリーズのハードウェア特性を継承しており、Tim(Total Imaging Matrix)4Gコイル、ワークフローのあらゆる要素を最適化するDot(Day Optimizing Throughput)エンジンも搭載している。また、静音撮像法”QuietSuite”、下肢全体の非造影MRA撮像を可能とする”QISS”などのアプリケーションは本装置でも使用できる。
静音撮像法”QuietSuite”の音を体験できるブースは多くの来場者が集まっていた
さらにOperational Valueの点では、保守契約料を検査数に連動して設定することで保守管理の負担と費用負担を抑えている。Financial Valueの点では、ヘリウムの気化状態モニタリングして液化循環させるためのコンプレッサーを必要に応じて自動停止させる機能、液化ヘリウムの補充が不要なゼロボイルオフ機構を搭載したことで、ランニングコスト約30%(当社比)低減を可能としている。
●基本情報
ページURL:
http://www.healthcare.siemens.com/news-and-events/conferences-events-new/rsna
シーメンス社のRSNA2014に関する情報は、Webサイト(英語)で随時配信中です!
ブース情報:
#1934, South Building, Hall A
↑クリックしていただくと、大きな画像がご覧になれます